以前心臓のことについてお話しましたが、これも胸痛の原因になりうる病気です。
足から心臓へと血液を戻す血管(静脈)に血の塊(血栓)ができて詰まってしまう病気です。
ふくらはぎや足の表面にある静脈に血の塊ができても大きな問題とはなりにくいのですが、下腹部や太もも、膝の中心を走る深部静脈に血の塊ができた場合、重症となってしまいます。血の塊が足の静脈から心臓や肺に向かって流され、肺の血管に詰まった場合、肺塞栓症を引き起こします。
肺塞栓症が引き起こると、激しい胸痛や息苦しさが襲います。
予防:とにかく下半身(足)を動かすことです。寝たきりや長期ドライブ・飛行機などで動かない状態が続くと血栓ができやすくなります。あと血液がドロドロにならないよう水分補給も重要です。
具体的な運動として、起きている間は、脚を挙上し、足首を曲げ伸ばしする運動を30分毎に10回行い、2時間毎に歩行とストレッチを行います。
弾性ストッキングの着用も有用です。
症状:片方の足全体やふくらはぎが急に赤黒く腫れあがり、痛みがあらわれます。数日をかけてゆっくりと進行することもあります。放置した場合、腫れがつづいて皮膚が茶色く変色したり、崩れて潰瘍となります。肺塞栓症になると、呼吸が苦しくなり、胸が痛くなって、最悪の場合は生命を落としてしまいます。最近に手術を受けた方、ガンにかかっている方、これまでにも深部静脈血栓症を起こしたことのある方、寝たきりの方、避妊薬などホルモン剤を飲んでいる方などは、深部静脈血栓症になりやすいことが知られていますが、はっきりした原因が分からないことも少なくありません。
診断:採血でDダイマー(血栓が形成している傾向があるかどうか)をみます。陽性の場合は、深部静脈血栓症を疑います。超音波(エコー)検査や、血栓がどこにあるか診断をつける為にCT検査が行われます。CTを行うことで肺塞栓症の有無も見つけることも可能です。
治療:抗凝固剤という血液をサラサラにする薬が用いられます。最初は注射剤として投与され、その後は内服に切り替えられることが多いと思います。内服治療以外にもカテーテル治療を行い、下大静脈にフィルター(IVCフィルター)を挿入し、血栓が肺に飛ばないようにフィルターで回収する方法もあります。後遺症を残さないために、足を圧迫する弾性ストッキングの着用が効果的です。早期の適切な治療が、肺塞栓症や後遺症の予防につながります。
とあまり整体とは関連がないように思いますが・・・全身の血液の巡りをよくする均整法もございます。ただし、上記のような状態になった場合にはまずは、病院へ行きましょう!!
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