知覚過敏になる方には
何パターンか原因がありますので
本日はそちらをご紹介致します!
①歯肉の退縮
歯肉の位置は加齢とともに少しずつ下がってきます。
それに伴って歯の根っこが露出し象牙質がむき出しの状態になります!
このような象牙質表面では歯ブラシが触れたり
温度変化などの刺激で痛みを感じることがあります。
②歯の破折
打撲などにより歯が破折して象牙質が露出すると
知覚過敏症状が出ることがあります。
破折時には残っている歯に亀裂が入っていることもあります。
亀裂の状態にもよりますが
歯の神経の部分にまで細菌が侵入して炎症を起こすこともあります。
③歯が擦り減ることによる象牙質露出
歯は使っていれば僅かずつですが擦り減っていきます。
その結果、エナメル質がなくなって象牙質が露出することもあります。
④歯が溶けることによる象牙質露出
エナメル質はpH5.5程度で溶け始めます。
私達の日常で口にする食べ物や飲み物の多くは酸性です。
炭酸飲料を長時間かけて飲むような習慣や酸っぱい飲み物や食べ物を頻繁にかつ
長時間摂取するような習慣があると歯は簡単に溶けて内部の象牙質が露出します。
象牙質はエナメル質よりも弱い酸で溶けるので
さらに歯は溶かされていき知覚過敏も起きやすくなります。
(ここについては次回詳しく書きます!)
⑤むし歯の治療に伴う知覚過敏
むし歯の治療をした後
その歯に知覚過敏が起きることも時としてあります。
歯を削るという処置そのもので
歯の神経が痛みを感じやすくなってしまうことや
治療法によってかみ合わせた時に痛みを感じるようになるということもあります。
しばらく経過を見て知覚過敏がなくなる場合もありますが
再治療を行うことや、神経を取り除く治療が必要になることもあります。