頭蓋骨の歪みによって表情筋がゆがみます
脳や眼球といったさまざまな頭の器官を守っている骨である頭蓋骨は、23個もの骨からできています。
あご関節を除けば固定されているように感じる頭蓋骨も動きます。
意識をして動かせるわけではありませんが、無意識のなかで頭蓋骨はとても小さく動いています。
頭蓋骨はまるで呼吸をするように動くということです。
頭蓋骨が動く理由は、脳脊髄液というものを循環させるためですが、動きがあるためにゆがみが起こることもあります。
頭蓋骨がゆがむと何が起こるのかというと、頭蓋骨につながっている筋肉のゆがみです。
つまり、表情筋がゆがむということが起こります。
歪んだ頭蓋骨が筋肉を引っ張り、その筋肉の影響でまわりの筋肉も不自然に引っ張られるためにゆがみを起こすことになります。
表情筋がゆがむと何が起こるのかというと、血管やリンパ管に圧迫される部分が出てきて、血流やリンパ液の流れが悪くなるという現象です。
つまり、めぐりが悪くなり、顔がむくみやすくなる、新陳代謝が悪くなるということです。
顔がむくめば水分や老廃物が溜まるためにたるみやすくなります。
血行不良が起これば酸素や栄養素がしっかりと送られないために、新陳代謝が下がり、脂肪が蓄積されやすくなるために、脂肪の重さで顔がたるみます。