先ずは、フランスのお化粧品について書きますね。
皆さん、フランス式クレンジングって聞いた事はありますか?
先ずはクレンジングの基材。
クレンジングミルクで浮かせた汚れを、ローションで拭き取っていくやり方です。
フランスは硬水のお水事情なので、お水で洗い流さないクレンジングが主流です。
フランスブランドの基礎化粧品にミルクタイプが多い事でお判り頂けますね。
色んなタイプのクレンジングがある中、水と脂が混じったミルクタイプがお肌に一番優しいクレンジングと言われています。
それをお肌のPHに近いローションでストレスなく拭い去るというか、洗い流すというべきか?
そう、このふきとりローション達がお水の代わりをする感覚です。
サロンでもこのローションを入れた噴霧機で、洗い流す工程があります。
リュカシャンピオニエールというフランスの美容機器です。

このフランス式クレンジングが弛み肌に救世主!
石鹸(肌のPHよりアルカリ性=水ももちろん!)を使わないクレンジングなので、お肌のNMF(保護膜)を取り過ぎません。
クレンジング後もお肌を乾燥させないので、クリームを付けなくてよくなり、そのまま就寝できる唯一のツールなのです。
考えてみて下さい。
1年365日、朝も夕もずっとお肌の上に油膜が乗っている現象を。
厚ぼったいクリ―ムなんかをお顔に塗った途端、熱くなってきた経験はありませんか?
油膜の下は自身の体温を拡散できないで、肌の内部に籠らせてしまいます。
ずっと温め続けます。
すると肌繊維は緩みます。
こうして誰もが嫌う、弛み肌を作ってしまうのです。
せめて半分、(これはもちろん夜がベストです)
クリームを付けないで過ごせたら、弛まない強い肌繊維を作れます。
ここも大事!
取り過ぎないNMFが、吸い付くようなモチモチ肌を生んでいくのです。
柔らかい表皮は、細胞が基底層から角質層へと動き出し剥がれて落ちていくのに必須条件です。
つまり新陳代謝を促すという事につながります。
甘やかさないスパルタ的クレンジング法は自己再生能力をも蘇らせていくのです。
怖がらなくていいのです。
油膜がもし足らなければ、自ら潤う力が蘇ってきます。
実はクリームを塗ってる方が、「いつも与えてくれるからもう自分の力、出さなくってもいいや!」って怠けだすのですから・・・=退化・老化の始まりですね。
高価なナイトクリームよりも、何も付けない覚悟の方が私は重要だと思います。
こうして弛み肌は勿論、シミやシワやにきび等全てのトラブル肌も、フランス式クレンジングを実践した途端、改善してゆくという変化がみられるのです。
始めて使った時はかれこれ30年も前ですが、私でさえ完全に習慣づくまで数か月かかりました。
だって、お顔を洗わないのですものねぇ。
クリームを塗らないで放っておくのが、とっても怖かった。
生まれてからずっと続けてきた習慣ですものね?
でも今では水はもちろん、お風呂の湯気さえ肌を乾燥させるんだぁと実感する程です。
そして、ものぐさの私にこの簡単ケアは願ったり叶ったり!(笑)
洗面所に行かなくっても、リビングでさっぱり落とせるのですもの。
フランス式クレンジングにはこんな理由で、弛み肌をつくらない原理があったのです。
次ぎは弛ませないクレンジングの取り方を伝授しますよ。
お楽しみに~