「自律神経の不調」について少しお話しします。
呼吸を意識しているのに胸がつかえるように苦しい…
リラックスしたいのに、かえってソワソワして落ち着かない…
整えたいのに、うまく切り替えができない…。
こうした不調、いまの時代とても多くなっています。
実はこれらの状態には共通点があります。
それは――
神経のまわりを守る“膜”がこわばり、動きが制限されてしまっている こと。
神経は電気の通り道というだけでなく、
「ファシア」と呼ばれる薄い膜に包まれ、血管と一緒に動きながら働いています。
この膜が硬くなると、
• 後頭部の重だるさ
• 首や胸の圧迫感
• みぞおちや肋骨まわりの張り
といったサインとして現れてきます。
つまり「自律神経そのものが弱っている」のではなく、
物理的にスムーズに働けなくなっているだけかもしれません。
自律神経は本来、呼吸や姿勢の変化に合わせて柔軟に働くシステムです。
だからこそ大切なのは――
気持ちを整えようとするより、まず体の通り道を整えること。
体の構造がゆるみ、神経が動きやすくなることで、自然と心身は回復に向かっていきます!