日本国内に1000種類以上あるといわれる“入浴剤”。「そもそも入浴剤って何をしてくれるの?」「何を基準に選べばいいの?」。素朴な疑問に、石川さんがズバリ回答してくれます。これを読めば、明日からの入浴ライフが100倍楽しくなる!!
編集部
今日はせっかくバスクリンさんにおじゃましたので、ぜひ入浴剤について伺いたいのですが、そもそも入浴剤って何をしてくれるものなのでしょう。お湯がやわらかくなるとか、色や香りがついて楽しいなどという感覚で漫然と使っている人も多いような気がするのですが…。
石川さん
そうかもしれませんね。入浴剤の効果としては大きく2つ、「温浴効果」と「清浄効果」があります。42度のお湯に5分間浸かり、入浴後20分経過してから皮膚の表面温度を測定したとき、入浴剤を入れたお湯に浸かった方が、さら湯のときよりも明らかに皮膚表面温度が高かったという実験結果があります。また、入浴剤を入れたお湯に浸かれば、洗浄成分によってある程度カラダの汚れは落ちますから、ゴシゴシとこすり洗いをする必要はなくなります。それが医薬部外品であれば、疲労回復、肩のこり、冷え症など17個まで効能を記載することができるので、ぜひ入浴剤のパッケージをチェックしてみてください。
編集部
家に帰ったらさっそく見てみます。それにしても、入浴剤ってものすごくたくさんの種類が売られていますよね。日本国内で1000種類以上ともいわれ、バスクリンさんの入浴剤だけでも、現在70アイテムほどが販売されているようですが、入浴剤を選ぶ上で、何か基準となるものはあるのでしょうか。
石川さん
もっとも簡単なのが「カタチ(剤形)」です。要は固形か粉末か液体かということですね。弊社製品でいえば、『きき湯』のような炭酸ガス系のブリケットの入浴剤は、血行促進効果がメインとなるので、「肩こり」「腰痛」「疲れ目」などにおすすめです。一方、『バスクリン』のような粉末状の入浴剤は肌にベールをかけてくれるから「保温」や「冷え」にいい。湯上りポカポカというのはこれですね。それから保湿効果をもつ液体の『ソフレ』は肌が乾燥しているときや日焼け後に最適です。一番いいのは、脱衣所の棚にこれら3タイプを置いておき、肩が凝った日は固形、肌の乾燥が気になるときは液体という具合に、体調や気分によって使い分けることです。
編集部
それ、いいですね。入浴の達人っぽいです。カタチ以外では、どのあたりをチェックすればいいでしょうか。
石川さん
色や香りもポイントになるかと思います。たとえば、ブルーはクールダウン、華やぎたいときはローズの香りといったものです。ただし、色や香りは好みがあるので、なかなかデータ化することができないんです。たとえば癒し効果があるといわれるラベンダーの香りも、嫌いな人にとってはかなわない。こればかりはご自分で体感していただくしかないんです。
編集部
確かにそうですね。今後、入浴剤を見る目が変わってきそうです。本日はいろいろな入浴法から睡眠と入浴の関係、入浴剤の選び方まで、詳しく教えていただきありがとうございました。体調や気分、目的によって入浴法をアレンジすれば、自宅にいながらかなり効果的に健康維持ができそうですね。これまで何となくすごしていたバスタイムが、明日から濃厚な時間になりそうです。
石川さん
忙しくてお湯を張る時間も惜しいという人もいるかもしれませんが、お湯に数分浸かるだけで肩こりをやわらげたり眠りにつきやすくする入浴は、そういう方にこそ大いに活用してほしいですね。こちらこそ今日はありがとうございました。
株式会社バスクリン 公式サイト
https://www.bathclin.co.jp
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