リラクゼーションコンテストJAPAN2019ファイナル

インタビュー

胃が痛くなるほど緊張したけど、「もう、やるしかない!」と、舞台で腹をくくった

2019.08.28

伊奈佳恵さん
SPECIALINTERVIEW

リラクゼーションコンテストJAPAN
受賞者インタビュー

2018年・セラピストの部グランプリ

伊奈 佳恵さん

プチラフィネ ミュープラネット金山店

セラピストになる前は、愛知県刈谷市で営業事務をしていたという伊奈佳恵さん。天職とも思えるこの仕事について、7年目でつかんだ夢の舞台への出場。心身ともにハードだったと振り返る練習の日々、グランプリ受賞後の周囲からの温かい声、そしてリラクゼーションの仕事をする上で心がけていることなど、本コンテストに対する熱い想いと今後の展望を丁寧に語ってくれました。

Q1本コンテストに出場しようと思ったきっかけを教えてください

実は2017年のコンテストでセミファイナルまで行ったのですが、ファイナルに進むことができず、「来年はエントリーするのをやめようかな」と思っていたんです。

そうなんですか。来年こそ!ではなく……。

はい。もちろん悔しさはあったのですが、次もがんばろうという気持ちになれなかったんですね。なんだか悲しくなってしまって。

ちなみに2017年は、セラピストの部にエントリーされた方は21,070名。そのうちファイナルに出られるのはわずか8名ですから、かなりの狭き門です。そもそもセミファイナルに出ること自体が大変だと伺いました。

そうなんです。以前は社内審査で落ちてしまって、2017年にセミファイナルに出場できたときは、自分の中でひと山越えた思いはありました。

伊奈佳恵さん

しかしファイナルへの進出が叶わず、燃え尽きてしまったような感じだったのでしょうか。

そうだったのかもしれません。

再びエントリーへと向かわせた、原動力となったものは何ですか?

セミファイナルが終わって落ち込んでいたら、常連のお客様がこんな言葉をかけてくれました。「伊奈さん、何のためにコンテストに出たの?このお店をもっと発展させるためなんじゃないの?ここで諦めちゃっていいの?」と。さらに、一緒にエントリーして同じく敗退した後輩が、「私は来年も出ようと思いますよ。伊奈さんもどうですか?」といってくれたんです。

周りが背中を押してくれたんですね。

はい。決め手となったのはファイナルを見に行ったことです。セミファイナルまで一緒にがんばってきた仲間たちが、壇上でパフォーマンスをしている姿を目の当たりにして、「よし、来年こそ!」とエントリーの決意が固まりました。

2017年ファイナルの模様

2017年ファイナルの模様。

Q2出場を決めてから、どんな練習をしましたか?

社内審査を通過してセミファイナルへの出場が決まると、月に1~2回本社で行われる合同練習に参加しました。加えて、閉店後にお店のスタッフに手伝ってもらったり、自宅でパートナーにお客様役になってもらいながら、ひたすら接客のロールプレイングをするという感じです。

練習って、つらくはないんですか?

ものすっごく、つらいです(笑)。毎日胃が痛くて、ファイナルの1ヵ月前は、ほぼ体調不良。常連のお客様からサプリメントの差し入れをたくさんいただきました。

伊奈佳恵さん

コンテストのルールが、昨年のファイナルから少し変わったようですね。

はい。セミファイナルは、例年どおり4パターンのお客様設定から1つを提示される方式です(セラピストの部の場合)。たとえば、「伊奈さんのお客様は、デスクワークで肩が凝っている34歳の女性です」という具合に、壇上で告げられる。それに対してお客様に扮した役者さんを相手に、制限時間内で接客技術を披露します。

どれになるかは当日まで分からないけれど、事前に知らされている4パターンを練習しておくことはできると。

そうです。それがファイナルでは、登壇するまでほぼ設定がわからない。本当に緊張しましたね。でも、「もうやるしかない!」と腹をくくりました。

それで、見事23,842人の頂点に輝いた。

はい。

受賞スピーチをする伊奈さん

受賞スピーチをする伊奈さん。

Q3グランプリを受賞したときの気持ちは?

正直、実感がわかなかったです。それまでの練習など、いろいろなことが頭をよぎりましたが、最も印象に残っているのは、受賞式が終わって壇上で記念写真を撮っているとき。応援に来てくれていたお店の後輩スタッフが客席から駆け寄ってきて、舞台の上と下でハグをしながら、「一緒に働けてよかったです!」と涙ながらにいってくれたことです。

2018年、受賞式後の記念撮影

2018年、受賞式後の記念撮影。

泣けますね。

そうなんです。今思い出しても泣きそうです(笑)。
あと、コンテストが終わって打ち上げをしたんですね、社内で。

はい。

実は私以外にラフィネでファイナルに出場していたセラピストがいて、帰り道にこんなことを打ち明けてくれました。「お互いに支えあう仲間だけど、ライバルでもあったから、正直うまく応援できない気持ちもあった。どっちが賞をとっても素直に喜べないかもしれないと。でも、喜べたし、一緒にがんばってこられてよかった」と。やっぱり出場してよかった、この仕事を続けてきてよかったと思いました。

受賞後、周りの反応はいかがでしたか?

自分のことを娘や孫のように応援してくださるお客様もいらして、受賞をすごく喜んでくださいました。「まさか伊奈さんが、ここまで行くとはねー」と(笑)。今、セラピストになって8年目で、長くおつきあいのある(リピーターの)お客様が多いのですが、グランプリを受賞してからはエステティシャンの方や業界関係者を含めて、初めての方が増えました。

伊奈佳恵さん

おもに、地元の名古屋市内からいらっしゃるのですか?

いえ、それまでは東海3県がメインで、関東や九州のお客様もちらほらいらしたのですが、受賞後は関東のお客様がぐっと増えましたね。

関東から金山まで来られるんですか?

はい。

伊奈さんに会いに!

もちろん出張に合わせてだったりするのですが、リラクゼーションに立ち寄る時間を作ってくださる。例年、グランプリを受賞すると日本リラクゼーション業協会でポスターが作成され、加盟店に貼られるんです。それを東京などで目にした方が、「ポスター見たよ」といって、東海方面で仕事があったときに顔を出してくださったりして、うれしかったですね。

日本リラクゼーション業協会のポスター

ちなみに、賞金100万円は何に使われましたか?

歯の矯正です。2017年のセミファイナルに出場する際、グランプリを目指すなら歯の矯正をしようということになりまして……。私、先天性欠損といって、生まれつき歯の本数が少ないんです。それで社内でも「矯正しなよ。ポスターになるんだぞ」みたいな話になり、「じゃあ、賞金は歯の矯正にあてます!」と宣言して、前歯の矯正に踏み切りました。

つまり賞金を受け取る前に、矯正をされたと。

そうです、前払いですね。結局2017年はダメだったのですが、2018年で賞金をいただいたので、無事、矯正代が回収できました(笑)。

すごい。それもグランプリ受賞に効いたんじゃないですか?すでに自分がポスターになる画が見えていたという……。

もう払っちゃっているので、とるしかなかったですね(笑)。あとは、自分へのご褒美も欲しかったので、仕事中にできるサイズのピアスを買いました。

授賞式

Q4リラクゼーションのお仕事をする上で、もっとも大切にしていることは?

うーん。お客様の存在そのものを大切にしたい。……ということでしょうか。

存在を。

何ていうんでしょう。日常でどんなにがんばっても、人にほめられたり認められたりすることって、そんなにないと思うんです。でも、ここに来れば、すべてを受け入れてくれる。そうありたいなと思っています。

今のままでいいんだよ、と。

はい、人間がみんなもっている、“承認欲求”のようなものが満たされるといいなと。

心の部分での癒しということですね。

そうです。ラフィネ自体が体だけでなく心のケアも重視していて、心が癒されることで体も楽になってほしいという想いが根底にあるのです。ですから私自身、お客様との会話はとても大切にしています。たとえば家事をする時間が長ければ前かがみになりやすいとか、少しでも情報が多い方が体もほぐしやすいので。

伊奈佳恵さん

ただ、トークのさじ加減ってなかなか難しいと思うのですが、失敗してしまったことなどはありますか?

お客様と盛り上がりすぎて、隣のベッドのお客様にご迷惑をおかけしてしまったことがありました。

声がうるさいと(笑)。

はい。「リラクゼーションって眠るものでしょう?」と思っている方もいらっしゃるので、ボリュームを調整しながら……ですね。

伊奈佳恵さん
伊奈佳恵さんの手

Q5最後に、2019年のファイナル出場者の方たちにメッセージをお願いします

『自分がお客様にどう感じてもらいたいか』を、たくさん考えていただきたい。コンテストでは、どうしても“自分をどう見せるか”という方向に走りがちですが、限られた時間の中で、いかにお客様の状況を読み取り、どれだけその方にぴったりくるものを探せるかというのが、より求められるコンテストになってきていると思います。

また、私自身がそうだったのですが、コンテストへの出場は自分の内面を見つめるとてもよい機会になると思います。じっくり練習をして、接客技術を磨いて……。肉体的にも精神的にも大変だと思いますが、自分自身を大切にしながら、本番の舞台でがんばっていただきたいと思います。

伊奈佳恵さん

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