【鉄不足が招くこころの不調】
肌荒れ、爪が欠ける、日常的にあざができやすいということはないでしょうか。
これらは鉄欠乏の場合に現れる症状です。
さらには、不安や抑うつなどのこころの不調にも鉄が関係しています。
鉄欠乏でみられるさまざまな症状についてお話し、さらに鉄分をじょうずにとるポイントについてもお伝えします。
鉄欠乏が招くこころの不調
鉄不足は抜け毛や肌荒れの原因になりますが、さらに重要なのは、気持ちの安定に鉄が必須だということです。
セロトニン、ドーパミンなど、脳内の神経伝達物質をつくる際、鉄が必要なのです。
不足すると、不安や抑うつ、睡眠障害などのこころの不調をもたらします。
神経伝達物質を作るとき、鉄のほかに、アミノ酸、ビタミンB群、亜鉛、マグネシウムやナイアシンが働いています。
鉄をじょうずに摂ろう
鉄は、レバーや赤身のお肉、赤身の魚や、あさりに多く含まれています。
鉄の鍋やフライパンを使う、鉄瓶でお湯を沸かすのも、鉄分を摂るよい方法です。
食事の際には、お酢やレモンなどを適宜とることで、非ヘム鉄の吸収を高め、さらに鉄の吸収に必要な胃酸の働きを助けます。
食前にリンゴ酢を薄めて飲む、レモン水を飲む、梅干しを食べるなどがおすすめです。
また、サラダや酢の物など、酢を用いた料理から食事を始めるのもいいですね。
そして、お食事中はよく噛んで食べることもたいせつです。
唾液の分泌を促し、食べ物を細かくして、唾液とよく絡めることで、消化吸収を高めます。
とても大切なことなのですが、いつも忘れてしまいがちです。
お食事の時には、思い出していただけるといいと思います。
スタッフjunjun