脱毛の宣伝には
「意図的に誤解をさせる表現」があります。
今年3月、脱毛の大手サロンに料金表示で消費者庁公正取引委員会より措置命令が出ました。
ー今回の例ー
「全身脱毛が最短3カ月で完了」
「月額1409円」
これだと、全身の毛が3ヶ月でなくなると思いますよね。
『完了』の文字は、消費者にそう思わせるように使われています。
この 「○ヶ月で完了」というのは、「契約したコースを使い切る期間」です。
他のサロンでも、使われているこの表現は、これと同じと思ってほぼ間違いないのですが
間違うことを誘導しているので、騙されない方が難しいと思います。
6回コースを2週間に1回施術すると想定して、3ヶ月と言われていますが
(毛周期に関係なく2週間に1度脱毛できると宣伝していても)
実際は2ヶ月に1度しか予約が取れないということも多々あります。
また、「月額1409円」ならば、「4000円ちょっとで脱毛完了」と計算してしまいます。
これ実は、ローンの月額なのです。通い終わっても、ローンなので支払いは続きます。
実際かかる金額は、宣伝文句からは想像できないほど高い金額になります。
大手サロンの脱毛広告は、すごくお得に脱毛ができそうですが
実際は、想像した金額と全く違います。
多くのスタッフの人件費、テナント料、高額な機械の料金、さらに宣伝費用。
それら多くの出費を支払える上で利益を出そうと思ったら
安い値段では簡単にお店が潰れてしまいます。
いかに多くの人に来店してもらうかが勝負で、このような宣伝の仕方が増えてしまい
実際の料金が不透明。
このような宣伝の仕方は、一社に限ったことではなく、消費者を騙すような宣伝が横行しているのはどうにかしてほしいと思います。