姿勢を良くしようとすると背筋を伸ばしますが、このとき胸を張ったり、腰をそらしたりしていませんか?実は、胸を張ることや、腰をそらすことで、体に余計な負担がかかる場合があります。そこで、家でひとりで簡単に姿勢のチェックができる方法をご紹介します。
家具とか窓のない平らな壁を使います。壁に背中を向けて、かかとの後ろ側が壁に当たるように立ちます。つま先は少し開くぐらい、腕は下ろして、顔は正面を見て”気を付け”をして立ってください。このとき、次の6つの部位をチェックします。
1⃣かかと
2⃣ふくらはぎ
3⃣おしり
4⃣左右の肩甲骨あたり
5⃣後頭部
6⃣腰
1⃣~5⃣は壁に着いていたらOKです。
6⃣は腰と壁のすき間に手を差し込んで、片方の手がスッと出し入れできるぐらい空いていればOKです。片手も入らないぐらいせまかったり、両手を重ねても余裕で入るようなら姿勢が崩れている可能性ありです。
猫背の方や、頭が前に出ている方は、5⃣後頭部 が壁に着きません。なんとか着いたとしても、これが普通?!と驚かれるぐらい違和感があると思います。
痛みがないのなら、壁に後頭部が近づくように、着くように、毎日少しずつ訓練してみてください。壁に着く時にどこの筋肉を使っているか意識してください。その筋肉が使えていなくて弱っている筋肉です。首の前側、背中、おなか辺りではないでしょうか。繰り返すうちに感覚がつかめ、筋肉が鍛えられます。そしてある日壁に着くようになります!痛みがある方は無理せずご相談ください。
腰のすき間の対処法は体全体を幅広くみる必要があるのでご相談いただきたいのですが、よくある例のひとつとして、すき間が広い場合は腹筋が弱く使えていないことが多いです。
ぜひ、みなさんも簡単姿勢姿勢チェックをしてみてください。