こんにちは!藤田です。
今日は最近気が付いた日本語についてのお話しをしたいと思います
皆さまは、「エモい」と言う言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
これは、英語のemotion,emotionalから来た言葉で、感情が高ぶったり、
心が強く動かされたりしたときに使う、ここ数年で生まれた言葉です。
「ヤバい」とは使われ方が似てますが、「ヤバい」は「凄い」
「超越している」という意味合いが強く、微妙にニュアンスが
異なっているようです。
これだけ聞くと、「最近は面白い言葉が流行っているなぁ」と
いう感じですが(笑)、なんと古語に「エモい」と意味が
ほぼ同じ(かもしれない?)言葉があるんです!
それは「をかし」。
趣があると言う意味で使われることのある、古文を読んでいると
結構な頻度で現れる単語ですよね…
(ちなみに藤田は学生時代、現代文は得意でしたが古典は
少し苦手でした(;^_^A)
枕草子で清少納言は
「まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし」
と述べていますが、これを現代語訳すると、
「言うまでもなく雁などが連なって飛んでいるのが、
とても小さく見えるのは大層趣がある」
となり、更に砕けた言い方にすると、
「言うまでもないけど、雁がいっぱい飛んで、
とってもちっちゃく見えるの超エモい」
となります。
1000年前の人々が色んな物を見て「いとをかし」と感じているのと、
現代の人々が色んな物を見て「超エモい」と感じているのが( ゚д゚ )
ほぼ同じ感覚だとしたら、それはとっても素敵で、
何だか感慨深いというか、趣がありますよね♪
はっ( ゚д゚ )
もしかしたらこれが今でいう「エモい」なのかもしれません…!(笑)
という発見を胸に、こんな感じで一日一日色々なことに目を向けていきたいと思いました。
藤田