デスクワークで座っているのになぜ腰痛になるのか
デスクワークは立ち仕事に比べて体を動かすことが少なく、一見すると腰に負担がかからないように思えます。しかし、長時間座り続けることで腰痛を引き起こすことは珍しくありません。その原因と対策について解説します。
腰痛の主な原因
長時間同じ姿勢でいることによる血流の悪化
座ったままの状態が続くと、腰周りの血流が滞り、筋肉が硬くなります。特に、骨盤周りの筋肉がこわばると、腰に負担がかかりやすくなります。
姿勢の崩れによる腰への負担
デスクワークでは、前かがみの姿勢や猫背になりやすく、腰に過剰な負担がかかります。特に骨盤が後傾すると、腰椎のカーブが乱れ、腰痛が悪化しやすくなります。
体幹の筋力不足
長時間座りっぱなしの生活が続くと、腹筋や背筋などの体幹の筋力が低下します。体幹が弱いと、正しい姿勢を保つことが難しくなり、腰に負担がかかりやすくなります。
椅子やデスクの高さが合っていない
椅子やデスクの高さが合っていないと、無理な姿勢を強いられます。特に椅子が低すぎると骨盤が後ろに傾き、腰への負担が増します。
腰痛を予防するための対策
正しい姿勢を意識する
背筋を伸ばし、骨盤を立てることで、腰にかかる負担を軽減できます。座る際は、足裏をしっかり床につけ、膝が90度に曲がるように調整しましょう。
適度に動く
1時間に1回は立ち上がって軽くストレッチをすることで、血流が促進され、筋肉の緊張を和らげることができます。
体幹を鍛える
腹筋や背筋を鍛えることで、正しい姿勢を保ちやすくなります。特にインナーマッスルを強化することで、腰の負担を軽減できます。
椅子やデスクを調整する
自分の体に合った高さの椅子やデスクを使うことで、無理のない姿勢を保つことができます。クッションやフットレストを活用するのも効果的です。
まとめ
デスクワークでの腰痛は、長時間同じ姿勢でいることや、姿勢の乱れ、筋力の低下などが原因となります。正しい姿勢を意識し、適度に体を動かすことが予防につながります。日々の習慣を見直し、腰に優しい環境を整えることが大切です。
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