なぜ猫背になるのか?整体的視点で解説(2025年03月06日 13時12分) 美容･美健･小顔 CELL Vi

なぜ猫背になるのか?整体的視点で解説

猫背とは、背中が丸まり、頭が前方に突き出した姿勢のことを指します。見た目の印象だけでなく、肩こりや腰痛、自律神経の乱れなど、さまざまな不調を引き起こす原因になります。整体的な視点から、猫背が起こる理由を解説します。

1. 長時間の姿勢維持
デスクワークやスマートフォンの使用、読書などで長時間同じ姿勢を続けると、首や背中、肩周りの筋肉が硬くなり、正しい姿勢を維持するのが難しくなります。特に、前かがみの姿勢を続けることで背中の筋肉が弱まり、猫背になりやすくなります。

2. 筋肉のバランスの崩れ
猫背の原因の一つに、筋肉のアンバランスがあります。例えば、胸の筋肉(大胸筋や小胸筋)が硬くなると肩が前に引っ張られ、背中の筋肉(僧帽筋や菱形筋)が弱くなり、自然と背中が丸まってしまいます。また、腹筋が弱いと体幹の支えが不十分になり、猫背を助長します。

3. 関節の可動制限
本来、背骨はS字カーブを描いており、適切に動くことで姿勢を維持しています。しかし、関節の動きが悪くなると、背骨が本来の動きを失い、猫背が固定化されてしまいます。特に胸椎(背中の中心部分)の動きが硬くなると、前かがみの姿勢から戻りにくくなります。

4. 生活習慣やクセ
普段の姿勢や動作のクセも猫背の大きな要因です。例えば、足を組む、片側だけで荷物を持つ、椅子に浅く座るといった行動は、筋肉のアンバランスを引き起こし、猫背を悪化させます。また、運動不足により背中の筋肉が衰えることで、正しい姿勢を維持できなくなることもあります。

5. ストレスと自律神経の影響
精神的なストレスが多いと、自律神経が乱れ、交感神経が過剰に働くことで筋肉が緊張しやすくなります。特に、肩や首周りの筋肉が硬くなり、猫背の姿勢が習慣化されることがあります。また、ストレスがかかると無意識に肩をすくめたり、前かがみの姿勢になりやすくなります。

猫背の改善方法
猫背を改善するには、筋肉のバランスを整え、関節の可動域を回復させることが重要です。整体では、硬くなった筋肉をほぐし、弱くなった筋肉を鍛えることで、正しい姿勢を取り戻します。また、日常生活での姿勢改善やストレッチ、適度な運動を取り入れることも、猫背の予防に効果的です。

まとめ
猫背は、長時間の姿勢維持や筋肉のバランスの崩れ、関節の可動制限、生活習慣、ストレスなどが原因で引き起こされます。整体による調整や日常の姿勢改善を意識することで、正しい姿勢を維持しやすくなります。早めの対策を行うことで、猫背による不調を防ぐことができます。