坐骨神経痛とは、坐骨神経に沿ってお尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけて痛みやしびれが出る状態を指します。原因は多岐にわたり、代表的なものには腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群などがあります。これらは神経が圧迫されたり、血流が悪化することで発症します。
整体的な視点では、坐骨神経痛の根本には筋肉や関節のアンバランス、特に骨盤周囲の歪みや可動性の低下が関係していると考えます。例えば、骨盤が後傾すると腰椎に過度な負担がかかり、椎間板が圧迫されやすくなります。また、股関節や腰椎の可動性が低下すると、周囲の筋肉が過剰に緊張し、神経を圧迫することにもつながります。
整体では、まず骨盤や腰椎、股関節などの可動域を評価し、硬くなった関節の動きを改善していきます。それと同時に、神経の通り道にある筋肉(特に梨状筋やハムストリングス)の緊張を緩め、圧迫を取り除くように調整します。さらに、再発を防ぐためには、姿勢や歩き方、座り方といった日常動作の改善指導も重要です。
坐骨神経痛は放置すると慢性化するリスクがありますが、早期に適切なアプローチを行うことで、症状の軽減と根本的な改善が期待できます。整体はそのサポートとして非常に有効な手段の一つです。
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