寒暖差が大きくなる季節になると、なんとなく体がだるい、疲れやすい、頭が重いといった不調を訴える人が増えてきます。これは「寒暖差疲労」と呼ばれる状態で、気温差によって自律神経が乱れることで起こります。自律神経は体温調節や血流のコントロール、内臓の働きなどを無意識に調整している大切な神経です。
寒暖差が激しいと、自律神経は温度変化に対応しようと常に働き続けます。その結果、交感神経が優位な状態が続いて体は緊張し、血流が悪くなったり、筋肉が硬くなったり、呼吸が浅くなったりして、疲労が抜けにくくなってしまうのです。また、首や肩、背中の筋肉が緊張することで、頭痛や肩こりといった症状も引き起こされやすくなります。
整体では、まずこの自律神経の乱れにつながる筋肉の緊張や関節の歪みを整え、全身のバランスを調整します。筋肉の緊張を和らげることで血流が改善し、深い呼吸ができるようになり、自律神経がリラックスした状態へ導かれます。また、骨盤や背骨など体の中心の動きを整えることで、内臓の働きもスムーズになり、慢性的なだるさや疲れにも効果が期待できます。
寒暖差疲労のような一見曖昧な不調こそ、整体の得意とする分野です。薬に頼る前に、まずは体を整えることから始めてみると、体の変化を実感できるかもしれません。
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