朝の肩こりがつらい人へ。枕より大事なこと
「朝起きた瞬間から肩が重い」「寝たのに疲れが取れていない」
そんなお悩みを抱えている方は少なくありません。
よく「枕が合っていないのかも」と感じる方も多いですが、実はそれ以前に見直してほしいことがあります。
それは、眠る前の姿勢と、体の状態です。
人の体は、寝ている間に回復モードへ入ります。筋肉や関節を休め、脳や神経も整える時間です。
しかし、日中に猫背や巻き肩が続いたままの状態で眠ると、肩まわりの筋肉が緊張したままとなり、睡眠中に十分にリラックスできません。
結果として、朝起きても肩のこわばりが残り、むしろ痛みやだるさが強くなるケースも多いのです。
また、呼吸の浅さも重要な要素です。姿勢が崩れて胸郭の動きが悪くなると、横隔膜や肋間筋がうまく働かず、呼吸が浅くなります。
呼吸が浅いと副交感神経がうまく働かず、睡眠の質が下がり、筋肉の回復も不十分になります。
肩こりに悩む方は、まず夜の姿勢リセットを習慣にしてみましょう。
寝る前に肩甲骨や胸を開くストレッチや、軽い深呼吸を数分行うだけでも、肩まわりの緊張が緩みやすくなります。
そして、整体で背骨や肩甲骨、骨盤など全体のバランスを整えることで、呼吸と姿勢が安定し、朝の不調も改善されやすくなります。
枕だけでなく、“体そのものの状態”を整えること。
それが、朝の肩こりを根本から改善するための第一歩です。
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