ヘルニア予防に大切な“朝の一歩目”(2025年05月05日 09時28分) 美容･美健･小顔 CELL Vi

ヘルニア予防に大切な“朝の一歩目”

「朝、ベッドから起き上がるときに腰が重い」「最初の一歩目でピキッとくる」
そんな経験がある方は、腰椎への負担が蓄積しているサインかもしれません。

実は、朝の「一歩目」は、1日のうちでもっとも腰に負担がかかりやすいタイミングです。
寝ている間に体はリラックスしていますが、その分、筋肉や関節まわりはゆるみやすくなっており、起き上がってすぐに急な動きをすると椎間板への圧が急上昇します。

特に腰椎椎間板ヘルニアの既往がある方、または朝に違和感を感じる方は、寝起きの動作に注意が必要です。
筋肉がまだ温まっていない状態で勢いよく体を起こしたり、前かがみで布団を片付けるような動作は、椎間板を強く圧迫してしまうリスクがあります。

ヘルニア予防のためには、まずは「ゆっくり起き上がること」が重要です。
目覚めてすぐに体をひねったり起こすのではなく、仰向けで膝を立てて軽く左右に倒す運動や、ベッドの縁で一度座ってから立ち上がるようにしましょう。
このワンクッションを挟むだけで、腰への急激な圧力を大幅に減らすことができます。

また、ヘルニアの根本的な予防には、骨盤・背骨・股関節のバランス調整が欠かせません。
当院では、腰部の深層筋や骨格アライメントを整える整体を通じて、腰への負担が集中しない体づくりをサポートしています。

「朝の一歩目」は、1日を決める大事な動作。
腰を守るために、まずは起き上がり方から見直してみましょう。