【つまづきやすい人の“足元バランスチェック”】
歩いているときに何もないところでつまずく、階段でふらつく、足が地面に引っかかる――このような経験が増えている場合、体のバランスや足元の感覚に乱れが起きている可能性があります。
加齢や疲労、運動不足などによって、足の筋力や感覚が低下すると、歩行時の「バランス保持能力」が落ち、足がうまく持ち上がらなくなったり、重心がぶれやすくなったりします。特に、太もも前側(大腿四頭筋)や足首まわりの筋力が落ちると、階段の上り下りや段差に対応する反応が遅れ、つまずきのリスクが高まります。
また、足の裏の感覚が鈍くなると、地面の変化を正確に捉えられず、姿勢の崩れや踏ん張りの遅れが起こりやすくなります。足首の柔軟性や足指の動きも重要で、これらが制限されていると、スムーズな体重移動ができず、不安定な歩行になりがちです。
足元のバランスをチェックするには、「片足立ちで10秒以上キープできるか」「足指でタオルをたぐり寄せられるか」などの簡単なセルフチェックが有効です。これらが難しいと感じた場合は、筋力・感覚・柔軟性のいずれかに課題があると考えられます。
つまづきは「年のせい」だけでなく、「足元からのサイン」です。体幹と足元のバランスを整えることで、日常生活の安定感と安心感が大きく変わります。整体では、歩行・重心・足指の使い方まで含めたアプローチが可能です。早めのチェックとケアが、将来の転倒予防にもつながります。
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