湿気による「むくみ体質」になっていませんか?
梅雨時期や湿度が高い季節になると、「いつもより足が重い」「靴がきつく感じる」「顔や手がむくみやすい」といった症状を感じる方が増えてきます。これは、東洋医学でいう「湿邪(しつじゃ)」の影響が大きく関係しています。
湿邪とは、体の中に余分な水分が停滞し、巡りを妨げるものとされます。通常、私たちの体には水分の代謝機能が備わっていますが、湿度が高い環境では汗や水分の排出がうまくいかず、体内に水分がたまりやすくなります。これがむくみやだるさ、頭重感、食欲不振などにつながるのです。
特に、もともと胃腸が弱い方や冷え性の方は湿気の影響を受けやすく、「むくみ体質」になりやすい傾向があります。自分では気づかないうちに、慢性的なだるさや不調が続いているケースも少なくありません。
対策としては、まず体を冷やさないこと。冷たい飲み物や生野菜を控え、温かいスープや根菜類を中心とした食事を意識しましょう。また、ふくらはぎのストレッチや入浴など、下半身の血流を促すケアも有効です。
整体や鍼灸では、巡りを整え、体内の余分な水分を排出しやすくするアプローチが可能です。「むくみ体質かも」と思ったら、早めのケアで湿気に負けない体づくりを始めましょう。
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