東洋医学で見る「気」を補う食材とは(2025年08月20日 08時17分) 美容･美健･小顔 CELL Vi

東洋医学で見る「気」を補う食材とは


東洋医学では、人の生命活動を支える根本的なエネルギーを「気」と呼びます。この気は、体を動かし、内臓を働かせ、心を安定させるために欠かせない存在です。しかし、ストレスや過労、不規則な生活、栄養不足などによって気が不足すると、疲労感や倦怠感、食欲不振、風邪をひきやすいといった不調が現れやすくなります。そこで大切なのが、日常の食事から「気を補う食材」を取り入れることです。


まず代表的なのは 穀類やイモ類 です。米や小麦、さつまいも、じゃがいもなどは、体のエネルギー源となる炭水化物を含み、気を充実させる基本となります。特に白米は「気を補う主食」として、古くから重要視されてきました。


次に、豆類 もおすすめです。大豆や小豆、黒豆は、良質なたんぱく質を含み、消化吸収の力を高めて「脾胃(消化器系)」をサポートし、気を養います。豆腐や味噌、納豆などの大豆製品は日常に取り入れやすい形です。


さらに、根菜類 も気を補う食材として知られています。にんじん、れんこん、山芋などは体を内側から温め、消化を助ける働きがあります。特に山芋は「山薬」として漢方でも用いられ、気力や体力を養う代表的な食材です。


また、果物ではナツメや栗 が有名です。ナツメは「一日3粒で老い知らず」といわれ、滋養強壮や精神安定に役立ちます。栗は脾や腎を補い、体を元気に保つ力を持ちます。


最後に、肉や魚 も適度に摂ることが大切です。鶏肉や牛肉、白身魚は体を温め、気を補い、体力回復に効果があります。ただし、脂っこいものや冷たい食べ物を摂りすぎると消化を妨げ、かえって気を消耗してしまうため注意が必要です。


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