自律神経を整える呼吸法とは
私たちの体は、自律神経と呼ばれる「交感神経」と「副交感神経」のバランスで支えられています。交感神経は活動時や緊張しているときに働き、副交感神経は休息やリラックスのときに働きます。しかし、ストレスや不規則な生活でこのバランスが乱れると、不眠や頭痛、消化不良、倦怠感などさまざまな不調が出やすくなります。その乱れを整えるために有効なのが「呼吸法」です。
腹式呼吸で副交感神経を優位にする
代表的なのが 腹式呼吸 です。息を吸うときにお腹をふくらませ、吐くときにへこませる方法で、横隔膜を大きく動かすことにより副交感神経が優位になり、体がリラックスモードに切り替わります。特に「吐く息を長めにする」ことがポイントで、吸う時間の倍くらいかけてゆっくり吐くとより効果的です。
4-7-8呼吸法
次におすすめなのが 4-7-8呼吸法 です。鼻から4秒で息を吸い、7秒間息を止め、口から8秒かけてゆっくり吐きます。このリズムを繰り返すことで心拍が落ち着き、副交感神経が働きやすくなります。寝つきが悪いときや、不安や緊張を感じるときに特に効果を発揮します。
方鼻呼吸(片鼻呼吸)
ヨガに由来する 方鼻呼吸 も、自律神経を整えるのに役立ちます。右手で右の鼻を押さえて左の鼻から息を吸い、今度は左の鼻を押さえて右の鼻から吐く…これを左右交互に繰り返します。交感神経と副交感神経のバランスを取りやすく、集中力を高めたいときやリラックスしたいときに有効です。
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