冬に増える「ぎっくり腰」の予防策
寒さが厳しくなる冬は、ぎっくり腰が増える季節です。気温が下がることで筋肉や関節がこわばり、少しの動作でも腰に大きな負担がかかりやすくなります。また、年末の忙しさや運動不足による筋力低下も重なり、突然の腰痛を招く原因になります。冬を快適に過ごすためには、日頃から腰を守る習慣づくりが欠かせません。
まず重要なのは、体を冷やさないことです。特に腰まわりの冷えは筋肉の緊張を強め、ぎっくり腰のリスクを高めます。腹巻きやカイロを活用し、腰とお腹を温めることで血流が良くなり、動きがスムーズになります。また、入浴で体を温めてから寝る習慣をつけることも有効です。
次に意識したいのが、日常の姿勢と動作です。前かがみでの作業や中腰姿勢は腰に負担がかかりやすく、特に重いものを持つときは注意が必要です。物を持ち上げる際は、膝を曲げてしゃがみ、腰ではなく脚の力を使うよう心がけましょう。また、長時間同じ姿勢を続けないことも予防のポイントです。30〜60分に一度は立ち上がり、軽く体を動かすだけでも腰への負担は大きく軽減されます。
さらに、腰を守るためには体幹の筋力を維持することが欠かせません。腹筋や背筋が弱くなると腰に負荷が集中しやすくなります。ドローイン(お腹を軽く凹ませる呼吸法)や、お尻の筋肉を鍛える簡単なエクササイズを取り入れることで、腰を支える力が高まります。
冬はぎっくり腰のリスクが高まる季節ですが、冷え対策、姿勢の見直し、筋力維持の3つを習慣にすることで予防が十分可能です。無理のない範囲で続けながら、腰のトラブルを遠ざけ、冬を快適に過ごしましょう。
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