昨日はお休みでしたので、ヒューマントラストシネマ有楽町(https://goo.gl/maps/PHEzQxpxqz42)へ行って妻と映画を観て参りました。
東日本大震災の当時は私はシングルファーザーとして、子供を二人育てていました。
私が住んでるところは茨城の県南ですので、住むところが流されたわけでもなく、ガスが少し使えなくなったり水道が何日か止まったりと行った具合で、せいぜいスーパーやコンビニの商品がスッカラカンになった程度で済みました。
それも程なくして元に戻り、私たちもいつもの生活に戻りました。
“命の危険にさらされるようなことはなかった”そう言ってしまえばそれまでなのですが、やはりあの当時はなんとなく家族も周りもどんよりしてました。
私たちですらそんな状態なのですから、東北で被害に見舞われた人々の心中は想像を絶するものであったことでしょう。
映画ではその当時の様子も語られます。しかし、決して悲しいだけでは終わらない映画です。
東北の人々は当時と向き合いながら、力強く生きています。
放射能の被害で牛を殺処分した人も、逃げ出して牛を餓死させた人も、そんな人たちだって全部正しいというべきなんだ・・・
作品の中でそう語る人は、牛を見捨てず、今もなお出荷できない牛を育て続けています。
自分の判断に迷う時がある。結果を恐れて踏み出せないこともある。
だけど、それはその時の自分の最善の判断と行動だった。あれはあれでよかったのだと。
そう言ったことも感じさせてくれました。
この映画はただ単に震災で被害にあった人の今を描いたものではない。
あとは観て感じて欲しいです。是非劇場へ足を運んで観てください。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。