笑顔に乏しい「うつ病」はセロトニン(幸せホルモン)不足が原因かも!?
近年のストレス社会により急増している心の病「うつ病」。その原因は脳内ホルモンである「セロトニン(幸せホルモン)」の不足と言われている。
セロトニン(幸せホルモン)には大きく分けて、次の5つの働きを持っていることで知られている。
①大脳皮質を覚醒させ、意識レベルを調整する・・・思考・集中力アップ
②心の安定が図れる
③自律神経の調整をする
④痛みを抑える
⑤姿勢の維持や顔の表情(抗重力筋や表情筋)の豊かさ
このように、うつ病を発症した人に多く見られる、猫背のような姿勢の悪さや無表情のように顔の表情の乏しさは、セロトニン(幸せホルモン)不足の典型であると言える。
~超集中状態(ゾーン)を実現すると言われるセロトニン(幸せホルモン)~
スポーツ観戦をしていると、プレイ中によくアスリートがガムを噛む姿を見かけると思うが、これは集中力を高めるために行っていると言われている。アスリートの世界では、ここぞ言いうときいかに集中力を切らさずプレーできるかで、パフォーマンスが大きく変わるからだ。
笑顔でいることは、口角を上げること。これがセロトニン(幸せホルモン)分泌を促すと言われている。また、実際に笑わなくても、ただ口角を上げて笑顔を作るだけでも、脳に「私は幸せ」という信号が送られ、セロトニンが分泌され、幸せな気分になれると言う。
また「クチャクチャ」とガムを噛む行為は、一種のリズム運動(一定のリズムを刻む運動)であり、このリズム運動がセロトニン(幸せホルモン)分泌を促すと言われている。女子プロゴルファー・渋野日向子選手もプレイ中に、大好きなお菓子を「クチャクチャ」と食べ、プレイするスタイルが報道されているが、これもまた彼女なりの集中力アップのカギとなっているのかもしれない。
セロトニン(幸せホルモン)が分泌し高い次元で安定していると、交感神経(緊張)と副交感神経(リラックス)が同時に働くという、適度な緊張感と適度なリラックス感の特殊な精神状態となり、超集中状態(ゾーン)を実現できると言われている。このとき、周りはスローモーションのように見え、自分自身を数メートル上から見ているような感覚になるという。
女子プロゴルファー・渋野日向子選手は、様々な経験から自分自身で最高のパフォーマンスを出すため、また観客に喜んで頂くためにも、笑顔でいることを信条としているのかもしれない。
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