【バリアゾーンのケアはどうすればいいの?】
では、バリアゾーンのケアはどうすればいいのでしょうか?
化粧品の成分が届かないのなら衰えていく一方?と考えてしまいますね。
実は一つ方法があります。
それはイオン導入です。
イオン導入は電気を利用して美容成分を皮下深部まで浸透させることができる唯一の方法です。
そのようなことが可能になるのは、熱・光・電気の3つだけはバリアゾーンを通過できるからです。
実はこの3つだけは皮膚表面から角質層を通過し、さらにその奥にあるバリアゾーンまで届くことができます。
一つ一つ解説していきます。
◆熱
お風呂に入った時などに体の内側からポカポカ温まりますが、これはお風呂の熱いお湯が体内に染み込んで入ってきているからではないですね。
洋服を着ただけでも体が温まるように、入浴もまさに熱だけが伝わっている状態です。
お湯の熱だけが皮膚表面からバリアゾーンを通過して身体内部まで伝わっているということです。
実際にサーモグラフィーなどでも、皮膚表面そして身体内部まで熱が伝わっていく様子などを見ることができます。
サーモグラフィーで体温の変化を見ている様子
◆光
光もまた皮膚表面からバリアゾーンを通過して皮膚内部まで侵入することができます。
例えば紫外線です。
紫外線はガラス窓さえ通過し、肌の奥まで入ってダメージを与えることは有名ですね。
光もバリアゾーンを通過することができるのです。
◆電気
先にお伝えした通り、人間は細胞に電気を帯びているため、電気であれば通すことができます。
例えば医療で用いられる電気ショックを与える機器で考えてみましょう。
正常に動かなくなった心臓に電気で刺激を与えるというものですが、その使い方は直接心臓に当てるというわけではありません。
胸のあたりに装置をスタンバイし、皮膚の上から電気のショックを与えますね。
これで心臓が正しい動きを取り戻すのは、皮膚の上から流した電気がバリアゾーンを通過し、心臓周りの筋肉や臓器まで伝わったからと言えます。
このように上記3つだけはバリアゾーンを通過することができるのです。
そのため、熱、光、電気は様々な美容法に応用され利用されています。
例えば熱は赤外線などを用いた美容機器があり、光はレーザーなどが身近ではないでしょうか。
しかしこの中で唯一、美容成分を一緒に皮下深部まで届けることができるのが電気だけなのです。
そのため、イオン導入という方法では電気を利用し、美容液などの有効成分を電気分解することによってバリアゾーンへ浸透させます。
化粧水や美容液の本来の効果を発揮させるために、イオン導入はとっても画期的な方法なのです。
きちんと肌の細胞に栄養が行き渡ると、細胞が活性され、バリア機能・治癒力・殺菌力など肌の力そのものが働いてくれるようになります。
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