実はカードゲームのプレイヤーです、と紹介すると、たいていの方は驚かれます。
私が小学校の頃に『ポケモンカード』の初弾がリリースされ、中学校の頃には当時の少年ジャンプで大流行していた漫画『遊戯王』のコラボレーション企画で、現在の遊戯王カードの前身となるカードゲームが発売されました。
しかし私は、当時は部活や外遊びに夢中で、カードには全く興味がわきませんでした。
ところが二十代後半なり、友人の勧めで、とあるカードゲームを始めることになります。
それが『マジック・ザ・ギャザリング』。通称MTGは、世界中で最もプレイ人口が多い、現在のトレーディング・カードゲーム市場の先駆けとなった存在です。ゲームのプレイ、美麗なデザインの鑑賞、コレクション、友人とのトレードなど、この作品から様々な遊び方が生まれました。
さて、時は変わって現在。コロナ禍に見舞われている日本では、カードゲームにおけるプレイ・スペースの閉鎖や、イベントのほとんどが休止されています。
こうなってくると、カードゲームではいわゆる引退者が続出するわけですが、MTGではあまりそうしたことは起きません。
それは、カードそのものの『株化』の為です。長く続いているカードゲームでは、その歴史の中で絶版になっているものや、特定カードの供給がプレイヤー達の需要に追い付いていないという現象がよくあります。
結果、カードの市場価格が高騰します。
察しの良い方は、お気づきになられたかもしれません。
はい。こんな状況でも、持っているカードの資産価値が勝手に上がっていきます。
ちょっと大人な、カードゲームの楽しみ方でしたw