この前、男の思うかわいいピンクと女の思うかわいいピンクの齟齬についての話をしましたが、何かにつけて似たようなことが、性差だけでなく年代差でも起こるので、ダサピンク現象とかいう風に呼ばれているようですね。ナイスネーミング。
わたしは趣味でイラストを描くのですが、ラフやら線画やら段階がある中で、配色を考えるときが一番楽しいです。
配色は全体のイメージを決める部分なので、いろいろ試すならデジタルでの着色がやはり便利ですね。
わたしは絵を描き始める前に、ある程度全体の雰囲気を決めるので、あまり色で迷うことはありませんが、迷ったときに眺めるのが配色辞典。
小学生の頃は絵の具のパレット、中高では短冊形の色見本を眺めるのがやたらと楽しかったので、その流れで意味なく見ていることも多いです。
配色に関する本はたくさんありますが、わたしのお気に入りは『配色辞典 大正・昭和の色彩ノート』
文庫本サイズのフルカラー刷りで、落ち着いた日本的な配色が特徴です。
2色、3色、4色の配色例が載っており、美しい色の調和をひたすら見ていたいときに最適な本なので、160色の色鉛筆なんかが欲しくなる人にはおすすめの一冊ですね。