暖かくなってきて、道を歩いていてもオオイヌノフグリやらヒメオドリコソウやら、野の花がよく見られるようになってきました。
そしてやはり!春といえば桜でしょうね。
お花見は一大イベントですし、海外からの旅行者も、やはり桜と紅葉の時期には集中するようです。
紅葉はまだしも桜、特にソメイヨシノの見頃はかなり短いですから、満開に合わせて訪日するのはなかなか大変そうですね。
わたし自身はお花見をする予定はありませんが、桜の開花状況はなんとなく気になるものです。
日当たりのよさや周りの地形が関係しているのか、通勤途中の桜並木も、場所によってはかなり花が開いています。
そういう桜並木はたいていソメイヨシノですが、ソメイヨシノはほとんどがクローンだという話を聞いたことはありますか。
遺伝子的にもそれは証明されているようで、それが、全国で一斉に花咲き一斉に散る理由となっています。
ソメイヨシノのほとんどがクローンなのは、人為的に接木などで殖やされているからですね。
ソメイヨシノを両親に持つ種子は、結実はしても発芽しないため、そうやって殖やしていくしかないのだとか。
近頃は樹勢の衰えが目立つようになってきたことで、寿命60年説なんかもありますが、樹齢130年だとか140年だとかいう
ソメイヨシノの老木が現存しているのも事実なので、なにか他に原因があるんでしょう。
なんにせよ、やっぱり春には満開のソメイヨシノが見たいですね。