「痛みの原因」と題しましてですが、
痛む部分とその原因となっている個所は違うことがありますよという内容となります。
(`・ω・)
ジョイントバイジョイント理論(Joint by joint Theory)というのに聞き覚えのある方はほぼいないかと思いますのでざっと説明しときますと関節には大きく2種類あって、安定性関節と可動性関節に分かれます。
例えばヒザは安定関節です。
もしヒザが360度全方向にぷらぷら動けたとすると真っ直ぐバランスをとって立つのにちょっと支える筋力が要りそうだと思いませんか?
ヒザは一定以上曲がらないようストッパーがあることで余計な力を使わず安定して立てるように出来ています。
逆に股関節は可動性関節で、ぐりぐりしっかり動くことで体を自在に動かす役に立っています。
体を下の方から見ていきますと
足首(可動性)
ヒザ(安定性)
股関節(可動性)
骨盤&腰椎(安定性)
胸椎(可動性)
のように2種類の関節が交互になっています。
(端折りましたがここか上や腕なども同様です)
この2つの動く部分・支える部分が連携しながら人間は動いているわけですが、
ヒザで例えますとヒザの痛い人はその両側である足首関節と股関節が動きが悪いのが原因ということがあります。
可動性であるはずの足首と股関節が動かないせいでその間にある安定性関節のヒザに必要以上の負担がかかっているということです。
これは腰痛でも同様で胸椎(背中の上部)と股関節が動きにくいせいでその間の腰椎(背中下部)や骨盤が本来以上の動きを強いられたりします。
ということで、
痛みの部分の当該個所をせっせと治療しているはずなのになかなか治らないという方は上記の原因も考えられますのでご相談いただければと思います。
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