カイロプラクティックというと多くの方がボキボキッと体のいろんな部分を鳴らして施術するというイメージがあると思います。
まずあのボキッという音は「気体が弾ける音」です。
骨が鳴ってると思っている方が多いと思いますが、もし骨があんなに鳴ってしまうと大変なことになりますね(^_^;)
関節のつなぎ目は「滑液」という液体で満たされ、関節包でくるまれています。
指を引っ張ったり、急に関節を曲げたりすると、関節のつなぎ目は引き離されるが、滑液の量はそのままなので関節包内の圧力が一気に下がり、滑液の中には、二酸化炭素などのガスが生じて気泡ができます。
この気泡が移動して弾けることでポキポキと音が鳴ります。
当店でも施術する際にあの音が鳴りますが、苦手な方も多いと思います。
そういう方にも、最小限の“力”で安全に施術を受けていただくためにトムソンベッドを導入しています。
通常の平台状のベッドとは異なり、脊椎、胸椎、腰椎、骨盤部それぞれのクッション部分がわずかに上下動する構造になっています。
施術したい部分を一度上にリフトアップさせてから、軽く圧力をかけると、慣性の法則が働き、ほんの少しだけクッション部分が落下し、その“力”を利用し施術を行います。
このベッドを使用することで、ボキッという音が苦手な方でも、その音を鳴らさずに安心して施術を受けて頂くことが可能です。