整体の種類は様々ですし、それぞれに狙った効果があります。
まずは、わかりやすいボキボキと音のする矯正・整体をはじめ、軽い力で行う矯正・整体、触っているのか触っていないのかわからないような整体まで整体の効果を説明していきます。
◆一般的な整体
矯正の際に聞こえるボキボキという音について
一般的に整体というと、ボキボキと音のする矯正を思い浮かべる方が多いと思います。
あの音は何かと言いますと、気泡の弾ける音です。
音の質としてはエアパッキン(衝撃吸収剤として使われている空気の入ったプチプチ)と同じ種類の音で、音の響きを測定すると同じ音がするようです。
◆狙っている効果
筋肉の緊張が起こると骨が引っ張られてその部分の骨が関節のところで飛び出します。
これをズレと呼んでいるのですが、このズレを矯正するのが一般的なボキボキ整体です。
関節の中の関節液の流れが悪くなります。
その結果、関節の周りの筋肉や、関節を取り巻いている関節包という膜も痛みを感じて来ます。
まず関節液の流れが悪くなる事により、関節のもどかしさ、奥の方がなんだか痛いなぁという感覚を起こします。
次に関節包ですが、ここが炎症を起こすとかなりの痛みを訴える方がいらっしゃいます。
そして筋肉ですが、関節の状態が悪いと筋肉が緊張しやすくなります。
筋肉は骨から骨についている物ですので、いわゆるズレがあると、どうしても上手く働けなくなります。
そうして余計に緊張が増し、余計に骨を引っ張るという事になるのです。
これらの問題点を改善するのが矯正をする狙いです。
◆ボキボキさせない矯正が狙っている効果
ボキボキさせない矯正も基本的には同じ事を狙って行います。
当院では呼吸調整やアクティベーターと言った方法を主に用います。
他にも様々な方法を用いる事もありますが、それぞれ特徴と適応が違い、お客様ひとりひとりの状態に合わせた矯正・整体を施しています。
◆例外的な矯正・整体
関節を狙った矯正が一般的ですが、関節以外を狙った矯正・整体もあります。
例えば筋肉を取り巻いている筋膜と言ったものや、脳や脳脊髄を入れた硬膜を狙った矯正もあります。
それぞれ、100家100様の説がありますが、何処に対して、なにを目的に、どういう刺激を加えるのかが重要です。