皆様こんにちは!
土曜日のお昼、いかがお過ごしでしょうか。
営業再開後の最近は、少しづつ常連のお客様方からご予約をいただくことも多くなり
昨年の6月に引き続き、おかげさまで充実した日々を過ごしております。
ご新規のお客様も含め
緊急事態宣言中でありながらも
当店の感染症対策にご協力いただきご利用いただいている事、心より感謝申し上げます。
さて
最近久々にお会いできた常連様が
当店休業中に突発性難聴になられらとのことでお話しを窺いました。
現在は処方されたお薬を服用され、以前よりお元気になられたとの事でホッとしております。
突発性難聴は
その名の通り、突然耳が聞こえづらくなる事を言いますが
原因は様々あります。
病院では
まずストレスを疑われたそうですが
その常連様はお身に覚えがなかったそうで
『リンパが出過ぎると難聴になる事があるらしいよ』
そう仰っておられたんです。
リンパが出過ぎる…?
私も知り得ない情報でしたので
これはリンパに携わる身としてはいてもたってもいられず
文献等を調べて
こうやって記事にする事にしました。
【”2つの窓”から外リンパ液が漏れ出す?その原因は日常的な行動でした】
そもそも外リンパとは何なのでしょうか?
耳は、耳たぶから内側に向かって
【外耳】→【中耳】→【内耳】と3構造になっています。
外リンパ液は、この1番奥のお部屋【内耳】を満たす液を言います。
ちなみに内耳は密室。窓が二つありますが、普段は閉ざされている状態です。
この外リンパ液が振動される事により、さらに奥の内リンパ液に伝わり、電気信号に変換されて脳に伝わるので
難聴というのは、この外耳〜脳へのどこかで問題が発生した時に起こるものです。
内耳には平衡感覚を感知する器官もあるので、人によっては平衡感覚が麻痺するような症状が起きる方もいるようです。
今回取り上げている【外リンパ瘻(がいりんぱろう)】は
内耳にある2つの窓から
何らかの原因で外リンパ液が漏れ出し
耳が聞こえづらくなる事を言います。
ただ
その原因というのが
日常的な行動から起きうるもので
例えば
くしゃみ
鼻をかむ
咳、嘔吐、息み、きばり
気圧を感じる行動(例えば飛行機への搭乗、標高の高い山への登山)
重たいものを持ち上げる行為
など。
鼓膜に負担がかかる筋トレや
鼓膜に負荷のかかる、全身の力を入れる行為など
日常的に行っている行動から外リンパ液が漏れ出し
発症する事があるのです。
この外リンパ瘻(がいりんぱろう)は
人により症状が様々で
他の病気と診断されたり
外リンパ液が漏れ出しているのに無症状の方もいたり
その日のコンディションで出る症状が異なったりもします。
もし突然
耳が聞こえづらくなったら
もちろんすぐ病院に行かれると思いますが
診断が難しい症状のようです。
少しでも違和感を感じたらまずは病院へ。
逆にリンパ液が詰まると発症する難聴もあります。
緊急事態宣言もまもなく解除予定。
健康的な毎日をお過ごしくださいませ。