がむくみやすい、太さが気になる。そんな女性も多いのではないでしょうか。男性でも4割がむくみを感じるというデータもあり、よくある悩みの一つです。
しかしなかなか改善が難しく、放置してしまいがちなのも事実。今回は、足のむくみの原因から対策まで解説します。正しく実践して、悪化を防ぎましょう。
【なぜ足はむくむの?】
血液は心臓のポンプ作用により全身をめぐります。足は心臓から遠いため、ふくらはぎの筋肉を動かすことで血液を循環させています。
しかし座り仕事・立ち仕事などによりふくらはぎの動きが不十分だと、水分を含むリンパや血液、老廃物が重力で下がり、皮ふの下にたまってむくんだ状態になるのです。
【着圧ソックスの効果は?】
着圧ソックスは、きつすぎない適度な締め付けのものを選びましょう。圧をかけつつふくらはぎや足裏を動かすことが大切なので、よく動く昼間などに活用するほうが効果的です。
ただし着圧ソックスの効果は一時的であり、改善を図るには生活習慣の見直しも大切です。
【体を温めるべし!】
体が冷えていると、手先や足先の毛細血管の血流が悪くなり、むくみが起きやすくなります。
入浴はシャワーですませず湯船につかるようにすると、水圧もかかり効果が出ます。靴下、手袋、カイロなども上手く活用しましょう。
可能であれば階段の上り下り、5~20分のウォーキングなど、運動を心がけるとふくらはぎのポンプ機能が強化されます。
【食事で気をつけることは?】
朝からむくまないためには体内に水分をためこまないよう、特に夕食で塩分を控えめにすることが大切です。血行を促進し筋肉を活性化させるビタミンEや、身体の塩分・余分な水分を排出するカリウムを意識して摂取すると良いでしょう。
足のむくみの原因や、効果的な対策についてご紹介しました。 ブログ画像手っ取り早くむくみをすっきりさせたい場合、サロンでプロの手による施術を受け、水分をしっかり押し流してもらうのも有効です。リンパを流すリンパドレナージュ・足裏を刺激するリフレクソロジーといったメニューがあります。
ただしむくみは腎機能障害、下肢静脈瘤などの疾患から起こる場合もあります。自身で対策をとっても改善が見られない場合には、医療機関での受診を検討しましょう。