年齢とともに気になる、ほおや口元、あご下などのたるみ。老けている・疲れている印象を与えてしまいがちです。今回は顔のたるみが起こる原因と、自分でできるケアについて解説します。
【顔がたるむ原因は?】
◯コラーゲンの衰え・減少
若く健康な皮ふは、真皮層にあるコラーゲンが肌のハリや弾力を支えています。しかし紫外線や加齢、乾燥によりコラーゲンを生成する力が衰えたり、コラーゲンの量が減ったりすると、表皮を支えられず「たるみ」につながってしまいます。
◯顔の筋力の低下
真皮層の奥にある表情筋。その数は40種類以上とも言われますが、日常で使われるのは約30%程度なのです。身体の筋肉と同様に、顔の表情筋も使わないと徐々に衰えます。すると顔の筋肉とつながる筋膜が皮下脂肪を支えられず、たるみの原因になります。
【自分でできる対策】
◯紫外線ケア
紫外線は肌のコラーゲンを変性させてハリを奪ってしまう、美容の大敵です。部屋の中でも窓から紫外線は入るため、外出をする・しないに関わらず、日焼け止めを塗ることをおすすめします。2〜3時間ごとに小まめに塗り直すのがおススメです!
紫外線は夏だけでなく秋冬も、また曇りや雨の日でも降り注ぐので、年間を通して紫外線対策が必要です。帽子や日傘、サングラスなどを活用することで、肌へのダメージをおさえられます。
◯表情筋を鍛える
表情筋の衰えの原因は、加齢だけではありません。眉間にしわを寄せるクセ、食いしばりや歯ぎしりなどあらゆる「日常的なクセ」が顔の筋肉に影響し、たるみを引き起こすことがあるのです。ふだん使わない顔の筋肉をまんべんなく鍛える、フェイスストレッチがとくにおすすめです。ここでは簡単なものを紹介します。
1.口を大きく動かし、少し上を向いた状態で「あ」と発声する
2.口を横に引き、口角を少し上げ気味にして「い」と発声する
3.口を前に突き出し、頬をすぼめて「う」と発声する
4.口を大きく開け、唇を内側に巻き込むように「え」と発声する
5.口を前に突き出して「お」と発声する
それぞれ顔の筋肉に力を入れて5秒キープ。ゆっくり5セットほど繰り返すと効果的です。
【早めに対策を講じよう】
顔のたるみは、見た目年齢に大きく影響します。年を重ねることは避けられませんが、毎日のケアや心がけで、若々しい印象をキープしましょう。