皮ふや筋肉など、体の組織に欠かせない栄養素であるたんぱく質。しかしとくに女性にとっては、食事だけで十分に摂取するのが難しいのも事実です。
そのようなとき役立つのが、栄養補助食品としてのプロテイン。実はさまざまな種類があるのをご存じでしょうか。今回はプロテインの種類や、効果的な活用法を紹介します。
1.ホエイプロテイン
ヨーグルトの上澄みにできる液体「ホエイ」に含まれるのがホエイプロテインであり、牛乳から作られるたんぱく質の一種です。
ホエイプロテインの特長は、淡白な味で飲みやすく、体内で消化吸収されるのが早い点。日頃から体を鍛えている人が、トレーニングの直後に摂取するにはとくにおすすめです。
デメリットは、ほかのプロテインと比べ比較的価格が高いことです。商品によってはソイプロテインと混ぜるなど、機能面や価格が工夫されています。
2.カゼインプロテイン
カゼインプロテインは、牛乳に含まれる「カゼイン」というたんぱく質から作られたプロテインです。ホエイプロテインと同様に牛乳が主成分ですが、カゼインプロテインは不溶性で、体への吸収速度が緩やかです。腹持ちが良いので、ダイエット中の間食や就寝前の摂取に向いています。
3.ソイプロテイン
ソイプロテインは、大豆のたんぱく質部分のみを原料としたプロテインです。カゼインプロテイン同様にゆっくり消化吸収されるため、満腹感が持続します。
またイソフラボンが含まれ、肌の張りを保つ、女性らしい体のラインを作る、骨の強化、血流改善といった効果が期待できます。ダイエット中の方だけでなく健康維持をしたい方にもおすすめです。
価格も比較的安いものの、ほかのプロテインと比べ、溶かしたときに粉っぽく飲みづらい場合があるのがデメリットです。最近では溶けやすく改良された商品も出ていますが、最初に少量のぬるま湯で溶くとダマになりにくくなります。
まとめ:どう活用すればいい?
トレーニング前後など、もっともさまざまな場面で活用しやすいのはホエイプロテインです。トレーニングはしていないけれど美容や健康維持のために取り入れるなら、腹持ちが良いプロテインを、たんぱく質が不足しがちな朝食やおやつの代わりにするのがおすすめ。お菓子を食べるよりも、ヘルシーで栄養補給にもなります。自分の目的に合うプロテインを選びたいですね。