ほてりやイライラ、頭痛など更年期によくある不調は、身近なお茶で癒しの気分を感じながら緩和することができます。
今回は更年期のツラい不調に、カラダの内側からケアができるおすすめのお茶と種類別の効果や飲み方のポイントを解説してみたいと思います。
【更年期の不調におすすめのお茶】
1黒豆茶
黒豆茶が更年期の不調対策におすすめなのは、原料の黒豆に含まれているイソフラボンが、女性ホルモンのエストロゲンと似たような働きをするため。
更年期の不調は女性ホルモンのバランスの乱れが根本的な原因となり、イソフラボンを含む黒豆茶を飲むことで不足・減少しがちなエストロゲンの補充に役立ちます。
2緑茶
急なほてりが起こりやすい更年期の不調には、ほのかな渋みがリフレッシュにも効果的な緑茶がおすすめです。
緑茶に含まれているカフェインは、血管を収縮してほてりを鎮める働きがあり、更年期に出やすい頭痛の緩和や予防にも役立ちますよ。
3ごぼう茶
更年期のイライラは、腸内で作られる幸せホルモンのひとつ、セロトニンが不足・減少していることが原因と言われています。
ごぼう茶には、
・腸内に水分を溜めてスムーズなお通じを促す水溶性食物繊維
・便のかさを増やして腸のぜん動運動を促す水溶性食物繊維
という、異なる働きを持った繊維質が両方含まれ、腸内を改善しながらセロトニンを作り出す環境に整えてくれます。
4ルイボスティー
ルイボスティーには、ウーロン茶の30倍もの抗酸化作用を持つSOD酵素が豊富に含まれています。
紅茶のような風味・味わいが特徴のルイボスティーのSOD酵素は、加齢やストレス、紫外線ダメージが原因で大量に発生する活性酸素から細胞を守り、更年期のアンチエイジングにも役立つ種類となっています。
【更年期におすすめのお茶の飲み方】
更年期対策に役立つお茶は、基本的にはいつ摂取しても問題ありませんが、カフェインを含む緑茶は眠る前の摂取を控えるようにしましょう。
またご紹介した種類のお茶は、1日2~3杯程度が目安量として推奨されています。
更年期の不調ケアに役立つお茶の成分をバランスよく補うため、朝・昼・夜や仕事と家事の合間など、飲むタイミングを決めて継続的に摂取するようにしましょう。
【おわりに】
ホッと一息つけるティータイムに更年期不調に良いお茶を味わいながら、イキイキとした心身を取り戻してくださいね。