砂糖の摂り過ぎはなんとなく体に悪いような気がしますよね。
実は世界的に砂糖の摂取量を減らそうという動きがあるのをご存じですか?
WHO(世界保健機関)は肥満や虫歯を予防するために、砂糖の摂取量を1日の摂取カロリーの5%未満に抑えるべきだという指針を発表しており、糖分を多く含む飲料水に対して「ソーダ税」を導入している国もあるとか。
とはいえ、甘いものはやめられないですよね…
そこで今回は、世界的に注目されている植物由来の天然甘味料「羅漢果」と「甘草」についてご紹介したいと思います♪
【羅漢果(らかんか)とは?】
羅漢果はウリ科の植物で、実を乾燥させ粉末にしたものは生薬としても用いられています。
◇基本特徴◇
・カロリーゼロ(果糖は含まれている)
・砂糖の約200~400倍の甘さがある
・各種ビタミンやミネラル群、食物繊維が豊富に含まれている
・腸内の善玉菌を増やす
・抗酸化作用がある
羅漢果に含まれる果糖は人がエネルギーとして利用できない性質があるため、カロリーは0になります。
しかし、羅漢果を摂取しても脳から甘いものを食べたときと同様にドーパミンが分泌されるため、過度に依存してしまうとその後の過食につながってしまうことがあるので注意しましょう。
【甘草(かんぞう)とは?】
甘草はマメ科の植物で、その甘味は根っこに集中しています。
甘味料としてだけでなく、食品・化粧品・医薬品としても利用されています。
◇基本特徴◇
・低カロリーで糖質ゼロ
・砂糖の約50~150倍の甘さがある
・滋養強壮で知られるリコリスは甘草の一種
甘草はかぜ薬や漢方などに含まれていることも多いので、薬と飲み合わせる場合は過剰摂取にならないように気を付けましょう。
【天然甘味料のメリット・デメリット】
◇メリット◇
・血糖値に影響を与えにくい
・低カロリーなものが多い
・砂糖と変わらず、料理や飲み物に使用できる
◇デメリット◇
・糖質を摂取出来ずエネルギーになりにくい
・白砂糖より高価なものが多い
・強い甘味に慣れすぎると、甘味の感度が鈍ってしまうことがある
ダイエット中でも甘いものが食べたくなった時は、ぜひ砂糖の代わりに天然甘味料を使用してみてくださいね。