皆様、昨年から続くコロナ禍でいかがお過ごしでしょうか?
繰り返し出され、延長される「緊急事態宣言」…ほとんどの国民が思っているでしょう。もはや宣言による危機意識は薄れ、その拘束力を感じている人はほんの一握り…と。
もちろん私は、その一握り側だと思っています。
とにかく早くシュウソクしてほしいですね!
では、本題に入ります。
先週、「脊柱管狭窄症」について記事を書きましたが、今回は、やはり腰痛の原因とされている『腰椎椎間板ヘルニア』について書きたいと思います。
(思いますってなんだよ…もう書いてんじゃないか(笑))
同じ記事の中で、こういった内容を載せました↓↓↓
「専門医の調査によれば腰痛の原因の内訳は椎間関節性22%、筋筋膜性18%、椎間板性13%、狭窄症11%、椎間板ヘルニア7%、仙腸関節性6%であるとされています。」
前回は狭窄症の話だったので、「狭窄症11%」の部分を強調してありましたが、今回は椎間板ヘルニアです。
背骨は首から腰まで椎骨が24個並んでいます。 この椎骨の本体(椎体)ひとつひとつの間に椎間板というクッションがあります。このクッションの中にはゼリー状の「髄核」があって、何かの原因でこの髄核が飛び出た状態をヘルニアと言います。 「ヘルニア」というのはあくまでもこの状態のことを言うのであって、腰が痛いとか脚が痛い・痺れる状態のことではありません。
髄核が飛び出るのは、脊柱の構造上、後方です。 では、この「後方」には何があるかというと、脊髄が通る”脊柱管”です。 椎間板ヘルニアは、この脊柱管内に飛びだす場合とそれより外側に飛びだす場合とあります。この図は後者ですね。 脊柱管内に飛びだせば脊柱管狭窄症になる可能性がありますし、外側の場合はどうかというと、この図でも多分わかると思いますが、脊髄から枝分かれした黄色い神経を圧迫してしまうんです。 通常、この枝分かれした神経は腰椎レベルならお尻(骨盤)から下の運動や感覚を支配しています。 だから、この腰椎椎間板ヘルニアの特徴としては、下肢への放散痛や腰痛を伴う激痛で突然に発症することが多いと言われています。
と、ここでちょっと考えてみて下さい。 なぜ、腰椎椎間板ヘルニアで腰が痛くなるのか不思議じゃないですか? だって、腰椎から出る神経は脚の方に関係しているはずなんだから… 私自身も実はヘルニア持ちです。 高校生の頃に発症して、その頃は授業中座っていることもままならない状態でした