皆様、こんにちは!
アンティエーヌでございます。
今日はとってもお天気が良いですね。最高気温が25℃!夏日ですよね。昼夜の気温差が激しいのでご注意下さい。
さて、前回に引き続き『オートミール』について、今回は種類やレシピをご紹介して参ります。
【オートミールの種類・レシピ】
オートミールは、加工具合によって5つの種類があり、それぞれ形状や食感、調理時間などが異なります。以下で詳しく見てみましょう。
①スティールカットオーツ(steel cut oats)
オートグローツを2〜3個に割ったもので、カットオーツやアイリッシュオーツとも呼ばれています。オートグローツの粒を小さく割ることで、表面積を広くして調理時間を短縮できるようにしたものです。加熱処理されていないので、20分程煮込んでやわらかくする必要がありますが、プチプチと噛みごたえのある食感に仕上げることができます。
〈スティールカットオーツの基本となる食べ方〉
スティールカットオーツは加熱処理されていないオートミールになっており、美味しく食べるには熱を加えるのが必須になっています。特にスティールカットオーツはオートグローツを割っただけのものになっているので、煮てお粥のようにして食感を楽しみながら食べるのがおすすめとなっています。
1、水300ccを鍋に入れて沸騰させる。
2、スティールカットオーツをカップ1杯半入れてお粥のようになるまでかき混ぜる。
3、お粥のようになったら火を弱め好みの固さになるように確認しながらかき混ぜる。
4、好みのトッピングや味付けをして完成。
スティールカットオーツは他のオートミールに比べて調理時間がどうしても長く必要になります。加熱時間が短いと固すぎて美味しく食べることができないので、煮る時間には特に注意しましょう。固さを確認するために途中で味見するのもおすすめです。
〈スティールカットオーツの伝統的な食べ方〉
アメリカ、バーモント州は一人当たりのオートミール消費量が全国で1位の州であり、農家の伝統的にスティールカットオーツを使用する場合が圧倒的に多いです。基本的な食べ方とは一味違った、バーモント州の農家のスティールカットオーツの伝統的な食べ方を紹介していきます。
1、調理する前夜にスティールカットオーツを冷水・塩・メープルシロップに浸してふやかしておく。
2、一晩かけてふやかしておいたスティールカットオーツにナツメグ、シナモンを加える。しょうがの粉末やすりおろしたものを加えてもOK。
3、とろ火で90分ほど煮込む。
4、食べるときにクリームや牛乳、バターを加えかるく混ぜて食べる。
日本ではなかなか馴染みのない食べ方かもしれませんね。クリーミーな味わいにメープルシロップやシナモンの甘さや香りを一緒に楽しめる伝統的なスティールカットオーツを使った食べ方になっているので、他の人とは一味違ったオートミールを食べたい人はぜひ試してみてください。
②ロールドオーツ(rolled oats)
オートグローツを蒸した後に、薄く伸ばして乾燥させたものです。事前に加熱処理されているので、煮込む時間は5分とスティールカットオーツより短時間で調理することができます。粒を活かしたもちもちとした食感に仕上がるので、オートミールをごはんのように調理したいときにおすすめです。
〈クランチチョコ〉
材料(約14個分)
オートミール 80g
お好みの板チョコ 3枚
お好みの具材 50g(ナッツ、ドライフルーツ等)
手順一覧
1、フライパンでオートミールを炒り、具材を食べやすい大きさに砕く。
2、板チョコは湯せんして溶かす。
3、②にオートミールと具材を入れて混ぜ合わせる。
4、お好きな形に成型して冷蔵庫で冷やし固める。
〈炊き込みご飯風〉
調材料(2人分)
鮭 100g
ごぼう 30g
にんじん 20g
油あげ 1/2枚
ぶなしめじ 30g
ごま油 小さじ1
オートミール 60g
A:顆粒だし 小さじ1/3
A:水 120mL
A:酒 大さじ1/2
A:醤油 大さじ1/2
水煮ぎんなん 15g
糸三つ葉 5g
■下処理
鮭の皮と骨を取り除く
油あげを湯通しする
手順一覧
1、ごぼうはささがき、にんじんと油あげは3㎝長の短冊切りにする。しめじは石突を取り、小房に分ける。
2、フライパンで鮭を両面2分半中火で焼き、お皿にうつしておく。
3、フライパンにごま油をひいて、ごぼう、にんじん、油あげ、ぶなしめじを中火で炒める。
4、土鍋にオートミール、混ぜ合わせたA、②、③で調理した食材を入れて蓋をし、弱火で10分炊く。炊いたら火を止めて5分蒸らす。
5、食べやすい大きさにカットした糸三つ葉と水切りしたぎんなんを加え、全体を混ぜ合わせて盛り付ける。理する前夜にスティールカットオーツを冷水・塩・メープルシロップ浸してふやかしておく。
③クイックオーツ(quick oats)
ロールドオーツを細かくしたもので、オートミールの中で1番一般的なタイプがこちらです。煮込む時間が2分と短く、少し粒を残したとろりとした食感に仕上がります。おかゆやリゾットなど汁気の多い料理に適しており、調理がしやすいので初めてオートミールに挑戦する方におすすめです。
〈オートミール餅〉
材料(きなこ、ごま)各2個分
オートミール 30g
片栗粉 大さじ1
水 大さじ4
砂糖(きな粉用) 大さじ1
きなこ 小さじ1
砂糖(すりごま用) 小さじ1
すりごま 小さじ1
作り方(きなこ、ごま)
1、耐熱容器にオートミール、片栗粉、水を入れて軽く混ぜる。ラップをかけて600Wの電子レンジで1分30秒加熱する。
2、電子レンジから取り出し、全体がまとまるように混ぜる。
3、②の材料をラップなどでまとめ、めん棒でつき弾力を加える。
4、形を整えたら丸め、きなこ+砂糖、ごま+砂糖をそれぞれまんべんなくつける。
材料(醤油)4個分
オートミール 30g
片栗粉 大さじ1
水 大さじ4
サラダ油(焼き油) 大さじ1
砂糖 大さじ1
醤油 大さじ1
のり 大判1/2
作り方(醤油)
1、耐熱容器にオートミール、片栗粉、水を入れて軽く混ぜる。ラップをかけて600Wの電子レンジで1分30秒加熱する。
2、電子レンジから取り出し、全体がまとまるように混ぜる。
3、②の材料をラップなどでまとめ、めん棒でつき弾力を加える。
4、形を整えたら表面が平らになるようにまるめる。
5、熱したフライパンにサラダ油をひいて、④を焼き目がつくまで焼く。
6、砂糖と醤油を合わせた調味液を⑤につけて、のりを巻く。
④インスタントオーツ(instant osts)
ロールドオーツを調理した後に乾燥させたものです。煮込む時間はわずか1〜2分と短く、とろりと粘り気のある食感に仕上がります。味つけしてあるものを選べば、冷たい牛乳をかけてそのままいただくこともできます。手軽にオートミールを始めたい方や、お子様のおやつなどにおすすめです。
〈お茶漬け〉
材料
オートミール 30g
お茶漬けの素1食分
水 50cc
湯 150cc
作り方
1、耐熱容器にオートミールと水(50cc)を入れ、オートミール全体に水がいきわたるようになじませます。ラップをせず電子レンジ500Wで1分加熱します。
2.、オートミールをほぐしてお茶碗に入れ、お茶漬けの素とお湯を注いで完成です。
インスタントオーツは味が付いているものも多くそのまま牛乳を注いで、フルーツなどをトッピングするだけでも食べられるのが嬉しいポイントです。
⑤オーツブラン(oats bran)
オーツグローツの外皮を粉末にしたものです。米に例えると米ぬかのようなもので、ほかのオートミールよりも食物繊維やミネラルが多いのが特徴です。ただし、味や食感はあまりないので、そのまま食べるのはおすすめできません。パンやクッキーに混ぜ込むなど、ほかの食材と合わせて調理することが多いです。
〈パンケーキ〉
材料
卵 1個
牛乳 100g
オーツブランミックス 40g
薄力粉 20g
砂糖 20g
ベーキングパウダー 5g
作り方
1、卵をよく溶きほぐし、牛乳を加えて混ぜる。
2、他の材料を全て入れ、ダマが無くなるまでヘラで混ぜる。
3、油をひいたフライパンで両面に焼き色が着くまで焼いたら完成
4、トッピングはお好みで。バターと蜂蜜がおすすめです。
これまでオートミールについて沢山ご紹介して参りましたがいかがでしたでしょうか?
オートミールのレシピは工夫次第で無限にあります。飽きないように沢山アレンジすることができますのでまずは簡単なレシピから楽しんでみてはいかがでしょうか。