皆様、こんにちは!
アンティエーヌでございます。
朝晩、だいぶ涼しく感じられる日が増えて、秋が感じられます。
サロンのベランダにもコオロギがご来店されていました。
さて、最近サロンでよく赤ら顔が気になるとご来店される方が多くいらっしゃいます。
そこで本日は赤ら顔についてお伝えして参ります。
◇赤ら顔の原因◇
その1:顔の皮膚が薄いこと
人間の皮膚の中でも、鼻や顔周りの皮膚は最も薄いと言われています。皮膚が薄ければ、その下の血管が透けて見えるのは当然と言えるでしょう。
赤ら顔に悩む方の中には、生まれつき顔の皮膚が薄い方と、何らかの原因によって後天的に皮膚が薄くなった方の二種類がいるとされていますが、どちらにせよ顔の皮膚が薄いことは、赤ら顔の大きな原因といえるでしょう。
また皮膚が薄いことによって、皮膚のなかにある毛細血管の動きが外側から見えやすくなってしまうのも問題です。人間の血管は、外の気温が寒いと多くの血を流して皮膚を温めるために広がります。そして外が温かくなると無駄に体温を上げすぎないように血管を収縮させるのです。
この機能によって私たちの体は体温が一定に保たれているというわけですね。冬場、寒い場所に出掛けたときに鼻先や頬が赤くなるのは、こういった現象からです。
これらは通常、一時的なものであればすぐに収まるものです。しかし、あまりになんども拡張・収縮を繰り返していると、やがて毛細血管は開きっぱなしの状態になってしまいます。これによって、赤い顔がいつまでも続いてしまうこととなるわけです。
また、もともと顔の毛細血管が多くみられていたり、毛細血管が拡張しやすい体質の方もいると言われています。
その2:炎症
ニキビにも白ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビなど様々な種類がありますね。その中でも、赤ニキビは肌の炎症を伴ってできます。この赤ニキビは、皮脂や余分な成分が毛穴の中でつまりアクネ菌が繁殖している状態とされています。
赤ニキビによって毛穴は炎症を起こし、その周辺は赤く腫れあがります。なぜなら、肌の炎症は毛細血管を拡張させる働きがあるためです。
一般的には赤ニキビが治るのと同時に、もしくは赤ニキビが治ってから徐々に肌の赤みは収まっていきます。
しかし、今できているニキビが治らないうちに新たなニキビができたり、何度も同じ場所に繰り返しできるクセがついてしまうと、周辺の皮膚の炎症もいつまでも治らないままになってしまうということがよくあります。
炎症が繰り返された結果、皮膚に赤みが沈着し、ニキビがないにも関わらず赤ら顔になってしまうということもあるのです。
ニキビとは、通常皮脂の分泌が過剰になることによって毛穴が詰まって起こります。ということは、ニキビができている場所以外でも肌の上には過剰な皮脂がたまっている可能性が高いです。
皮脂は空気に触れると酸化しやすいという性質を持っており、酸化した皮脂は皮膚の常在菌(アクネ菌も常在菌のひとつです)と反応して炎症を起こしやすいのです。
ニキビになるにせよならないにせよ、皮脂が過剰に分泌されたせいで肌の炎症が起こる可能性があるというわけですね。
その3:アルコール・スパイスなどの過剰摂取
アルコールや刺激の強いスパイスなどを摂ると、体が暑く感じる、という方は多いのではないでしょうか。実際に、アルコールやスパイスには体温を上げる効果があり、その結果顔の毛細血管が広がることになります。
勿論少量楽しむぶんには問題ないのですが、大量に摂取しすぎると、赤くなった顔がいつまでも治まらないということも起こるようです。
本日は赤ら顔の原因についてお伝えしました。
まずは原因を知ることから改善に繋がります。自分がどの原因に当てはまるのか、よくお肌を観察してみましょう。また、「自分では分からない」という方は一度お肌を見せにご来店くださいませ。