同じ腰の痛みでも原因は様々です。突然ですが皆様はぎっくり腰を知っていますか。正式名称は急性腰痛といい、その名のとおりいきなり腰が痛くなる症状です。原因は多様で重たい荷物を持ち上げた時、仰向けの状態から勢いよく体を起こした時、急に体を捻った時など、日常の何気ない動作もいくつか挙げられます。
腰の痛みで寝付けなかったり、寝ていても起きてしまう方、座るときや立ち上がる時に強い痛みが出る方、重いものを持った時や中腰になった時、腰を動かした時に強い痛みが出る方などこのようなお悩みがある方はぎっくり腰かもしれません。
ぎっくり腰というものは背中の筋肉、筋膜が損傷してしまったものです。腰に力が入らないような症状はいわゆる肉離れが生じている可能性があります。無理に動かしたり発症を何度も繰り返すと二次的に椎間板や椎間関節などの損傷を招き、さらに髄核が飛び出して神経を圧迫する、椎間板ヘルニアを引き起こしてしまうことがあります。
セルフケアとしては腰へ負荷のかかるような事をなるべく避けて、痛くない姿勢で安静にすること、ぎっくり腰になってから2~3日冷湿布やタオルなどで巻いた保冷剤など保冷効果のあるもので冷やし、ある程度痛みが軽減されてきたら、温めるのがよいとされています。ですので温めるのか冷やすのが分からない方は急激に痛みが強くなったら冷やす、違和感などになったら温める事を意識してやってみましょう!