腰痛について(腰痛の原因ー1)(2021年12月04日 10時24分) はり・きゅう院カワサキ

腰痛は、日本人が抱える身体の痛みの中で最も多い症状です。腰痛には特異的腰痛と非特異的腰痛があります。 特異的腰痛は、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、圧迫骨折、がんの脊柱転移等で、非特異的腰痛は、姿勢が悪い状況、同じ動作の繰り返し、ストレス等が起因する腰痛となります。皆さんがよく耳にするギックリ腰は非特異的腰痛に分類されます。腰痛を訴えて整形外科に受診すると必ず、レントゲン、MRIで検査します。その検査で特定できる人は、わずか15%で残りの85%は、腰痛の原因を特定できません。レントゲンでは、主に骨しか写らず、筋肉、神経、軟骨等の組織が見えにくく、骨の異常がなければ原因を特定できません。また、MRIは筋肉、軟骨等が画像として写されますが、痛みの場所の特定が難しく、腰痛の原因を特定しにくいのが現状です。とは言え、原因が特異的腰痛だったら、大変なことになりますので検査しておくことは大事なことです。
続きは(腰痛の原因ー2)次回投稿します。