前回に続き。当院の産後の手足のしびれについてお伝えします。
では本日は2つ目は「手足のシビれには姿勢の変化が関与している」です。
産後、多くの女性が経験することの一つに、手足の麻痺やしびれがあります。 これは、妊娠中から産後にかけての体の変化に関連しており、その一因として姿勢の変化が挙げられます。
【妊娠中の体の変化】
妊娠中、女性の体は急速に変化します。お腹が大きくなることで、体の重心が前に移動します。この変化に伴い、骨盤に負荷がかかり、神経、血管への圧迫が起こり手足がシビれやすくなります。
【出産後の姿勢】
出産後、育児をする際に、多くの時間を子供を抱っこしたり授乳する姿勢で過ごすことが増えます。そうすると巻き肩になりやすくなり、姿勢の変化が起こります。この姿勢の変化は背骨や骨盤の位置を不安定にし、筋肉、神経、血管の走行を歪ませ働きを低下させる原因の一つとして考えられるのです。
【腹圧の変化】
人間は止まっている時も動いている時も、実は姿勢を安定させる際に腹圧が安定し働いています。
ですが妊娠中、子宮の成長に伴い、腹部の筋肉や臓器が通常よりも圧迫されます。出産後も体の回復に時間がかかり、腹圧が不安定な状態が続くことで段々と安定した姿勢を保てなくなってしまうのです。すると姿勢が崩れ、やはり筋肉、、神経、血管に影響与えて手足のシビれに繋がってしまうことがあります。
これらのことから産後の骨盤の歪みを改善するために、産後骨盤矯正を受けることは手足のシビれを軽減し、快適な育児ライフを過ごすことに必要と私は考えます。
症状や状況によっては、今回のことが当てはまらない事もあります。その際は医師や産前産後ケア専門の整体師に相談することをオススメします!
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