4月までは普通にハイキングなど行ってましたが5月位から急に10分歩くと足腰が痛くなる、少ししゃがんだり休むとまた歩けるけどきっかり10分でまた痛む状態でした。
整形外科で検査を受けたところ、第5腰椎に分離すべり症とそれによる脊柱管狭窄があると言われましたが手術までは勧められませんでした。
痛み止めのお薬で様子をみていたもののあまり変化のない状態でした。
というT様のお話です。
脊柱管狭窄で一定の時間しか歩けなくなる状態を「間欠性跛行」と言いますが、このような症状でお越しになった際には、診断と実際の症状が整合しているかがポイントになります。
痛みや痺れはもちろん、
・どこがどの様に痺れているのか?
・特定の皮膚感覚はあるのか?
・筋力低下は?
・腱反射はどうか?
などを調べていきます。
T様の場合やや筋力低下が見られたものの反射などは正常でしたので一度試してみましょうとなりました。
果たして初回の施術を行った晩、T様からお電話をいただきました。
「何かあったかな?」と少し不安も覚えつつお話を伺うと…
「先生、あの後歩いたけど40分歩いても大丈夫やったわ!!」(当方大阪ですので…)
T様はその後2カ月ほど治療を続け、翌年にはスイスにハイキング旅行に行かれました。
この様にヘルニアや脊柱管狭窄症の診断を受けていても、理学所見が一致していない場合など、他の部分が悪さをしていることが多々あります。
お悩みの方はご自身がどうなのか、まずはご相談くださいね。