50肩(こあささん・1112 )｜やなぎばし鍼灸院 翠の口コミ

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50肩は肩関節周囲炎の俗名で特に夜間の肩関節の痛みと結帯動作、結髪動作などの運動制限が特徴で、我慢しながら動かしていると自然に痛みが消失する場合もありますが、長引く場合がほとんどです。また、痛みが消失した場合でも関節の可動域が狭くなった場合が多く、可動域も含めた、しっかりとしたメンテナンスが必要です。また、治療の経過とともに痛みの箇所があちこち移動したりするので、どこが悪いのか判断がつきにくい厄介さがあります。また、時間の経過とともに肩の関節包にも硬結があらわれ可動域が物理的にも制限されます。
挙上するときに最初に働く筋肉は棘上筋と言われていますが、三角筋の働きが強く、実際に痛みがでる場所も三角筋が多いのですが、実際の治療は肩甲骨の構造に気を配らなければなりません。肩甲骨には、胸郭上を自由に動くためにあらゆる方向に伸縮する筋肉が多く付着しており、伸縮が制限される筋肉があれば動きが制限されます。肩甲骨の動きの制限は姿勢の変化につながりやすく、背中が丸くなったり、顎を突き出すような姿勢になったりします。肩はもちろんですが、首の痛みや頭痛、腕の痛みやしびれなども出現することがあります。背中が丸くなったり首肩まわりが凝ったりすると自律神経症状も誘発されやすく、そういう意味では早めのお手入れが望まれます。
セルフケアとしては、やかんやアイロンなどを腕にぶら下げるように持ち動かすことです。ストレッチと筋トレを同時に行うことができ少しづつではありますが50肩には効果的です。
日常生活動作で気をつける点は、肘にカバンなどをかけて持たないこと、頬杖など肘をつかない、急激な関節の回旋を伴う屈曲伸展の動作を行わないなどです。
50肩での施術の難しさは施術後は調子がよくても生活によって再び痛みがでることを繰り返すところです。そいうい点で難しいところはありますが、決してどうにもならい症状ではなく、手間と時間がかかるだけですので、あきらめず辛抱強く頑張っていただけると幸いです。頑張りましょう!
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