台風が関東の方に接近していますね・・・。
台風といえば、数年前に大阪にいた時に直撃した大型台風を思い出します。
大阪ってなんか、地形なのか、台風の被害が少ない土地なんですけど、
その時は珍しく直撃するでしょう!ってなってて。
うちは新しいマンションに引っ越してすぐくらいだったと、多分。
んで、新しい職場の勤務開始日の前日くらいだったと。
しかも夫が海外研修でシンガポールに行っている時で。
引っ越したマンション、川沿いにある13階だったんですが、
わたしの人生でいちばん高層階なもんで、「こんなにも揺れんのかー!風もくるのかー!」と、遮るものもない川からくるダイレクトな風にビビり散らかしてました。。。
窓は割れんじゃないかってくらい揺れ続けるし、停電するし、水道止まるし、1人だし、ガスも止まるし、トイレも止まるし。。。
もうね、1人きりってのが怖すぎて、
できるだけ窓から離れた廊下の端に正座でうずくまりながら、研修の休憩時間ごとに心配でかけてくる夫と泣きながら電話した記憶があります。
ほんでライフライン止まってるからお風呂なんかも入れないまま、眠れないまま、これまた動かないエレベーターの横の階段を疲労困ぱいで降りて、翌日初出社を決め込みました。
会社の人に「大丈夫だった?」って心配してもらい、
安心して半泣きになりながら昨日の1人の怖さと、お風呂入れてなくて臭かったらすみません・・・みたいな話をしたら、
「シャワー室あるからもしよかったら使って行ってね、今日も多分まだ電気とか復旧しない可能性もあるし」という優しい言葉にさらに半泣きになり。
シャワーは流石に気後れして借りられなかったけど、ちょっとホッとしました、頼ってもいいのかなーっていう気持ちだけで。
確かその日の遅くに電気は復旧したんだったかしら・・・。もう記憶が曖昧ですけど・・・。
とにかく割と長引かずに電気だけでも回復して安心した気がします。
そんで、安心すると色々冷静になってきて、
「初出社日・・・頑張って行ったけど、ちょっと遅らせましょうか、くらい検討してくれてもよかったのでは・・・」
と思い始めるわたし。
さっきまでの感謝の気持ちはどうした。
とはいえ1人でいても不安が増すだけだったので、出社してよかったと思います。今となっては。
台風のニュースを見るたびにこれを思い出して、
災害の何が大変って、そりゃ色々あるけどいちばんは「不安感」だよなあ。
と考えてます。
先の目処が立たない不安とか、外で避難してたら自宅がどうなってるかとか、この先どうなるのかとか。
情報が欲しいけどケータイの充電大事にしなきゃだから使い続けるわけにもいかないし、そもそも先の見通しが立つ情報もないし・・・。
特に1人で過ごしている人は孤独が上乗せされて辛さ倍増かも。
災害大国の日本ですが、
みなさまできる準備はしつつ、何より孤独感や不安感に少しでもとらわれないよう、コミュニケーションこそ大事にね。
今日はそんなお話でしたー。