【腰椎を伸ばすと痛い?それ、“椎間関節性腰痛”かもしれません】
腰が反ると痛む、寝返りや起き上がりが辛い、そんな腰痛を抱えている方はいませんか?
それ、「椎間関節性腰痛(Facet Joint Syndrome)」の可能性があります。
画像は腰椎(腰の背骨)を後ろから見た図です。ポイントは「上関節突起」と「下関節突起」、そしてそれらが連結してできる「椎間関節(facet joint)」。
この椎間関節は、脊椎の安定性と運動性を両立させる重要な関節です。ところが、日常生活やスポーツ動作でこの関節に過度な圧力が加わると、関節包や滑膜に炎症が起き、痛みの原因になります。
とくに、「身体を反らす(伸展)」「ひねる(回旋)」という動作は、椎間関節に圧迫ストレスを与えやすい。炎症が進行すると、腰痛だけでなく、坐骨神経に近接した神経根が刺激され下肢痛や痺れが出ることもあります。
【なぜ炎症が起きる?】
椎間関節は滑膜関節で、膝などと同様に関節包で覆われ、関節液によって潤滑されています。しかし、加齢、姿勢不良、反復する伸展・回旋動作などにより、関節包に微細損傷が起きると、炎症が慢性化し、圧迫痛・運動時痛・朝のこわばりなどが発生します。
【椎間関節性腰痛の特徴】
・反ると痛い(伸展誘発)
・寝起きに痛むが、動くと少し楽になる
・長時間座ると悪化
・レントゲンやMRIでは原因が分かりにくい
・下肢に放散する痛みが出ることもある
【アプローチ方法】
・関節モビリゼーションやAKA療法などで関節包の癒着を緩和
・多裂筋、腰方形筋、腹横筋など深層筋の安定化トレーニング
・骨盤・股関節の可動性改善で腰椎への負担軽減
・反り腰の改善やデスクワーク時の姿勢修正
特に整体や徒手療法では、「関節の滑り(グライド)を出す」ことで、神経・血流・筋のバランスを取り戻すことができます。
「骨がズレてるから痛い」のではなく、「動きのバランスと滑らかさが失われているから痛い」という視点が大事です。
画像のように、圧力が集中しやすい部位は決まっています。だからこそ「どの関節に、どう圧がかかっているか」を的確に評価・施術することが、根本改善の鍵となります。
あなたの腰痛、もしかしたらその“椎間関節”がサインを出しているかもしれません。
⸻
【ハッシュタグ】
#腰痛 #椎間関節性腰痛 #FacetJointSyndrome #反り腰 #腰椎伸展痛 #下肢痛 #神経根症状 #関節モビリゼーション #AKA療法 #整体 #整骨院 #徒手療法 #西宮北口整体 #杉山手技療法 #骨格調整 #オーダーメイド整体 #腰椎リハビリ #機能的アプローチ #多裂筋 #体幹安定 #仙腸関節 #骨盤矯正 #コアトレ #機能解剖 #腰の痛み #背骨の動き #神経圧迫 #腰椎伸展 #スポーツ腰痛 #理学療法
