【慢性の痛みやコリ、その原因は“筋膜”にあるかもしれません】
「マッサージを受けてもすぐに戻る」
「痛みの場所とは違うところが張っている気がする」
「動き出しが重い、体がギクシャクする」
このような状態は、筋肉や関節だけでなく、“筋膜”の状態に問題がある可能性があります。
筋膜(fascia)とは、筋肉を包む薄い膜状の組織で、筋肉・内臓・骨・神経など体中を三次元的に連結しています。全身タイツのように、体の構造と機能を支えている「結合組織ネットワーク」です。
健康な筋膜は柔軟性と滑走性に富み、筋肉の収縮に合わせてスムーズに動きます。しかし、過度な負荷・不良姿勢・運動不足・外傷・ストレスなどが続くと、筋膜に「癒着」や「ねじれ」が生じてしまいます。
すると──
・筋膜の滑走が妨げられ、筋肉の動きが悪くなる
・神経や血管が圧迫され、痛み・しびれ・違和感が生じる
・脳が“危険”と判断し、過剰な防御反応を起こして慢性化
さらに、筋膜には多くの神経終末(特に自由神経終末)が存在し、痛みや張力の情報を脳に伝えています。このため、筋膜の異常は“痛みのセンサー”として働きやすく、筋膜性疼痛(myofascial pain)という形で現れます。
また、筋膜のネットワークは全身を覆っているため、原因部位と症状部位が一致しないことも多く、「痛みの本当の原因がわからない」と言われることも。
たとえば、
・腰の痛みの原因が太ももの筋膜にある
・肩こりの根本が足底筋膜の硬さに起因している
といった“筋膜連鎖”の影響が起こります。
では、どうすれば改善できるのか?
筋膜は「圧力」「持続的なストレッチ」「体温」などの影響でゆるみやすく、正しいアプローチをすれば再び滑走性を取り戻すことが可能です。
具体的には、
・リリーステクニック(筋膜を引き剥がすように解放)
・適度な運動と水分補給による循環改善
・ストレス管理による自律神経の安定化
が有効とされています。
筋膜は「第六の臓器」とも呼ばれ、近年では自律神経・免疫・姿勢制御との関連も研究が進んでいます。単なる筋肉のカバーではなく、体の機能全体に深く関わる重要な構造なのです。
「原因がわからない痛み」や「治療しても再発する不調」にお悩みの方は、一度“筋膜の状態”に注目してみてください。
⸻
#筋膜 #筋膜リリース #筋膜性疼痛症候群 #ファシア
#滑走不全 #筋膜癒着 #慢性痛 #痛みの原因
#筋膜構造 #テンセグリティ #全身タイツ理論
#肩こり #腰痛 #しびれ #可動域制限 #fascia
#筋膜ネットワーク #神経圧迫 #血流障害 #筋膜はがし
#筋膜の真実 #筋膜ケア #健康知識 #機能解剖学
#解剖学的視点 #根本改善 #身体のつながり #fasciafacts
