MAP
  • 明日OK
  • スペシャルクーポン

営業時間 10:00~19:00(最終受付18:30)

兵庫県西宮市北口町1-2 アクタ西宮東館210

最寄り駅:阪急神戸本線 西宮北口駅 北東出口から徒歩2分

杉山手技療法・西宮北口のブログ

身体が冷えたら関節が固くなるのはなぜ?

体が冷えると関節が固くなる理由

- 基本的な発端: 温度低下が体内の粘性・血流・筋緊張を変化させ、関節の動きや可動域に影響を与える
- 温度が下がると、滑液(関節液)の粘度が高くなり、関節表面の潤滑性が低下しやすくなる。結果として摩擦係数が上昇し、動きが硬く感じられる。滑液はヒアルロン酸と滑液素(プロテオグリカン、ムコ多糖類)を含み、温度依存的に粘度が変わる性質を持つため、冷却時にはクッション作用が弱まりやすい。これが「冷えると動きが重くなる」初期の機序の一つである。
- 同時に寒さは血管を収縮させ、局所の血流が落ちる。関節周囲の組織や滑液腔の栄養供給・老廃物の排出が滞り、代謝産物の蓄積や炎症性な物質の局在が増える可能性がある。特に関節軟骨は血管から栄養を直接受け取り難く、拡散と滑液循環に強く依存しているため、冷えによる循環低下は軟骨の機能にも影響を及ぼす。
- 筋肉の反射性緊張も高まる。体温低下は筋紡錘を介した防御反応を促し、筋肉が過緊張になりやすい。これが関節周囲の筋力バランスを崩し、動作時の滑らかさを失わせ、関節の硬さ感を強める。

- リンパ系と炎症性介在物の処理が鈍化する影響
- 低温は血管収縮とともにリンパの流れを遅くすることがある。リンパ系は局所の余剰液や代謝産物、炎症性サイトカインの排出に関与しており、これが滞ると関節液中の有害物質の清除が遅れ、軽度の炎症・浮腫が長引く可能性がある。結果として、関節包・周囲組織の圧力が高まり、動かす際の引っ掛かり感・固さが増すことがある。
- 滑液中の成分の再配分も温度依存的で、低温下ではヒアルロン酸の分子配列の動きが制限され、潤滑機能が最大化されにくくなる。これにより「滑らかな動き」が出にくくなる。

- コラーゲンと結合組織の温度依存性
- コラーゲンは三重らせん構造をもち、水分含有と結合状態に大きく左右される。温度が低いと、コラーゲン含有組織(腱・靭帯・関節包・筋膜など)の水分動態が変化し、組織の弾性が低下・遅延することがある。短時間の低温では「伸びやすさ」が落ち、長時間の冷却では関節周囲組織の粘弛性が低下して、動作時の抵抗感が増す。水分含量の減少は、関節内の機械的なクッション性を低下させ、滑液の効果を相対的に薄める要因となる。
- 較的には、関節軟骨自体は無血管性だが、周囲のコラーゲン組織の硬化は軟骨の力学的サポートに影響する。冷えによる粘度上昇と結合組織の硬化の組み合わせが、関節の「引っかかり感」や「動くときの抵抗」を強める。

- ビタミン・栄養素の役割と、冷え時の影響
- ビタミンCはコラーゲン合成に必須の補因子。不足すると結合組織の品質が低下し、関節周囲の組織の強度が落ち、温度変化に対する適応力が下がる可能性がある。適切な摂取は、コラーゲン網の安定性を保ち、温度変化時の機械的ストレスに対する耐性を高める要因となる。
- ビタミンDは骨と関節の健康に関わる。低ビタミンD状態は関節痛や炎症性反応を悪化させる報告があるため、寒冷期における関節の機能低下を緩和する一因になり得る。
- ビタミンKは骨・軟骨の石灰化制御に関与するとされ、特にマトリックスGlaタンパク質の活性化を通じて組織の適切な石灰化・ミネラル化を支える。低栄養時にはこれらの機能が乱れ、温度変化時の関節の応答性にも影響する可能性がある。
- これら以外にもB群(代謝エネルギー供給)や抗酸化ビタミンE、Cが含む抗炎症作用などが、低温下での関節の過剰な炎症反応を抑える助けになる。結局のところ、栄養状態が良ければ、温度変化に対する組織の適応力と回復力が高まる。

- まとめと実践的な示唆
- 冷えは滑液の粘度上昇、局所循環の低下、リンパの流れの鈍化、筋緊張の増大、結合組織の粘弾性低下を同時に引き起こし、総合的に関節の可動域を狭め、固さを感じさせる。栄養面ではビタミンC/D/Kなどの適切な摂取が、コラーゲン網・骨・軟骨の健全性を保ち、温度変化に伴うストレスへの耐性を高める可能性がある。日常的には、温かい衣服・適度な運動による血流促進・滑液循環の促進・栄養補給を意識することが、冷えによる関節の硬さを軽減する実践的な手段となる。

#関節 #関節痛 #冷え # cold #滑液 #synovialfluid #粘度 #viscosity #コラーゲン #collagen #結合組織 #connectivetissue #リンパ #lymph #リンパ系 #lymphaticsystem #関節液 #jointfluid #ヒアルロン酸 #hyaluronicacid #滑液素 #lubricin #筋緊張 #muscletonus #温熱療法 #warmingtherapy #血流 #bloodflow #栄養 #nutrition #ビタミンC #VitaminC #ビタミンD #VitaminD #ビタミンK #VitaminK

体が冷えると関節が固くなる理由  - 基本的な発端: 温度低下が体内の粘性・血流・筋緊張を変化させ、関節の動きや可動域に影響を与える   - 温度が下がると、滑液(関節液)の粘度が高くなり、関節表面の
体が冷えると関節が固くなる理由  - 基本的な発端: 温度低下が体内の粘性・血流・筋緊張を変化させ、関節の動きや可動域に影響を与える   - 温度が下がると、滑液(関節液)の粘度が高くなり、関節表面の
体が冷えると関節が固くなる理由  - 基本的な発端: 温度低下が体内の粘性・血流・筋緊張を変化させ、関節の動きや可動域に影響を与える   - 温度が下がると、滑液(関節液)の粘度が高くなり、関節表面の
杉山手技療法・西宮北口のスタッフ 杉山 俊介

代表

杉山 俊介 スギヤマ シュンスケ

杉山手技療法・西宮北口のメニュー

店頭通常料金6,000円

EPARK料金4,600円

48%OFF 3,100円

体験割適用で

EPARK料金

0円

店頭通常料金6,000円

EPARK料金4,600円

48%OFF 3,100円

体験割適用で

店頭通常料金6,000円

EPARK料金4,600円

48%OFF 3,100円

体験割適用で

電話受付(予約)時の注意

※お客様が受付(予約)専用電話番号に発信した電話番号は、受付(予約)確認・案内SMS送信を目的とし、当サイトの運営会社である(株)EPARKリラク&エステが取得します。

※キャンセルの場合も必ずご連絡をお願いします。