今年も秋がないね?肌大丈夫?(2025年11月26日 16時39分) 杉山手技療法・西宮北口

肌荒れ・老廃物の排出・筋肉の超回復。全部バラバラのテーマに見えて、実は「栄養」の話で1本の線につながっています。特にビタミンA・B群・C・E、必須脂肪酸、食物繊維は“体づくりのインフラ”みたいな存在。

## 1. ビタミンA:肌の「設計図」とバリア

ビタミンAは
・肌や粘膜の細胞を「正しく作り替える」指令役
・ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を整える調整役

不足すると、
・角質が厚くゴワつく
・ニキビ・吹き出物が治りにくい
・外部刺激に弱くなり炎症が長引く

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## 2. ビタミンB群:エネルギー代謝と超回復の「エンジンオイル」

ビタミンB群はまとめて働く「代謝の潤滑油」。
・糖質・脂質・タンパク質をエネルギーに変える
・タンパク質から筋肉を合成する反応をサポート
・神経やホルモンのバランスを整える

とくに重要なのが、
・B1:糖質→エネルギー(疲労感の軽減)
・B2:脂質代謝+皮脂コントロール(ニキビ予防に関与)
・B6:タンパク質代謝(筋肉合成、神経伝達物質の生成)
・ナイアシン・葉酸・B12:DNA合成や血液づくり

筋トレ後の「超回復」は、
・筋繊維の微細な損傷
→ 炎症
→ タンパク質合成
→ 強くなって再構築
というプロセスですが、そのどこにもB群が関わります。

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## 3. ビタミンC:抗酸化&コラーゲンの「職人」

ビタミンCは
・活性酸素(酸化ストレス)を無毒化する抗酸化ビタミン
・コラーゲン合成の必須因子

肌にとっては、
・コラーゲンの質を保つ=ハリ・弾力の土台
・紫外線やストレスによるダメージから細胞を守る
・ニキビ跡や色素沈着の回復をサポート

筋肉にとっては、
・トレーニングで発生する酸化ストレスの軽減
・腱や靭帯を含む結合組織の強化
→ ケガ予防と回復力の底上げ

「老廃物の排出」という意味では、解毒を行う肝臓を酸化ストレスから守る役割もあり、デトックスの“裏方”です。

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## 4. ビタミンE:血流と細胞膜を守る「シールド」

ビタミンEは脂溶性の強力な抗酸化ビタミン。
・細胞膜(脂質の膜)を酸化から守る
・末梢血流を改善しやすくする

肌では、
・血流UP=酸素と栄養が届きやすく、老廃物が回収されやすい
・皮脂の酸化(過酸化脂質)を抑え、炎症性ニキビの一因を減らす

筋肉では、
・筋細胞膜のダメージを軽減
・疲労物質のクリアランスを助ける血流サポート

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## 5. 必須脂肪酸:ホルモンと炎症コントロールの「材料」

必須脂肪酸(オメガ3・オメガ6)は、体内で作れない脂質。
・細胞膜の柔らかさを決める
・ホルモン様物質(エイコサノイド)の材料になる
→ 超回復を“質良く”進める土台

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## 6. 食物繊維:腸から整える「デトックス中枢」

老廃物の排出を語るうえで外せないのが腸。食物繊維は
・不要になったコレステロールや胆汁酸、老廃物を吸着して便として排出
・善玉菌のエサ(発酵性食物繊維)になり、短鎖脂肪酸を産生
→ 腸のバリア機能・免疫・炎症コントロールに関与

腸内環境が乱れると、
・慢性的な炎症
・ホルモンバランスの乱れ
・肌荒れ(いわゆる“腸ー皮膚相関”)
・疲労感・メンタル不調
が起こり、トレーニングのパフォーマンスも回復も落ちます。

つまり、
「よく出す」=老廃物がたまらない体
「よく吸収できる腸」=栄養がちゃんと届く体
これが肌コンディションと筋肉の超回復の“大前提”です。

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## 7. まとめ

・ビタミンA:肌の設計図とバリア
・ビタミンB群:代謝と超回復のエンジンオイル
・ビタミンC:抗酸化&コラーゲンの職人
・ビタミンE:細胞膜と血流を守るシールド
・必須脂肪酸:ホルモン・炎症バランスの材料
・食物繊維:腸から整えるデトックス中枢

サプリだけに頼るのではなく、
・色の濃い野菜・果物
・全粒穀物・豆類
・青魚・ナッツ・良質なオイル
を「毎日のベース」に乗せることが、肌も筋肉も同時にレベルアップさせる、いちばん地味でいちばん効く戦略です。

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